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中国の瀬戸際戦略―「反日」の裏に隠された「反米」を読み解く

政治・経済・社会 - 単行本 - 2005/12/22

芙蓉書房出版
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
松村 劭
1934年生まれ。防衛大学校卒業(2期)。陸上自衛隊陸上幕僚監部情報幕僚、作戦幕僚、米国陸軍指揮幕僚大学戦術教官、防衛研究所所員、陸上自衛隊西部方面総監部防衛部長などを歴任後、1985年退職。陸将補。現在は、米国国防総省指定法人「デュピュイ戦略研究所」東アジア代表。専門は、戦略・戦術研究、情勢分析(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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単行本商品情報

【 中国の瀬戸際戦略―「反日」の裏に隠された「反米」を読み解く 】

価格:¥1,890
発送可能時期:通常24時間以内に発送
リリース:2005-12
リリース:2005-12
セールスランク:389519
単行本
著者:松村 劭
出版:芙蓉書房出版
(ASIN/ISBN:4829503688, EAN/JAN:9784829503683)
カスタマーレビュー評価平均:5.0(全レビュー数:4)
 評価:5私達は中国の脅威に対して、あまりに暢気過ぎるのではないだろうか  (2007-09-03)
防大二期卒業で陸自陸上幕僚幹部であった氏の提言は、とても現実的なものでまた重いものだ。
氏は、東アジアの主要な対立軸は、米中対立、中ロ対立、中国分裂、の三つだという。

また、竹島と北方四島、そして拉致被害者奪還をなによりまず優先して行うべきだと主張する。

その上で、朝鮮総連とパチンコ業界が、政治献金という方法を用いて日本政界に深く食い込んでいるという事実の紹介。
おそらく、拉致被害に関して国論を二分させようともくろんでいるかの政治家がいるが、その手の輩が手先なのだろうか?と思えてくる。

そして、中国政権が金政権を通して日本政界を動かす裏工作が出来るルートを構築しているというのだ。
六者協議に長らく北朝鮮はつかなかったが、その理由を日本が六者協議に拉致を持ち出すからだとして、日本を悪者にしたて、日米の間に不協和音をもたらせば、日本も拉致に対して強く出てこれなくなるという。
中国は、自分の冊封国のような金政権に圧力を欠けるような事は絶対にしない。
チャイナスクールで親北朝鮮の面々の顔が浮かんでくるような話ではないか。

この書籍が書かれたのが2005年12月であることを思えば、実に近未来を的確に予測した良書であると思う。
私達は中国の脅威に対して、あまりに暢気過ぎるのではないだろうか。
 評価:5危険な隣人。  (2006-04-26)
中国の経済力、軍事力の拡大は目覚しいものがあります。
中国の最終目標は、中華大帝国を地球上に誕生させる事です。
そのためには「国民が何億死んでも構わない」と中国指導者が発言しています。
荒唐無稽に聞こえますか?
先頃、中国は我が国固有の領土である尖閣諸島の石油採掘権は自分達のものだと発言しました。
中国が中華大帝国を築くに当たって最初に併合すべき国は日本なのです。
既に「侵略と併合」は始まっているのです。近い将来、日本が「中国日本省」とならないとは言い切れないのです。
このような危険な隣人を一方的に良き友人と思っているのは日本側の幻想です。
本書は事実の積み重ねでそれを証明しています。
 評価:5中国の脅威とは何か?  (2006-01-22)
 中国が日本に与える脅威のうち、中国政府の国家戦略による脅威に焦点をあわせた本です。
日本人一般にとってほとんど知られていない軍事史・国家戦略から考えた中国政府の国家戦略の説明がなされているのだが、ほとんどの日本人にとっては、中国の軍事力増大、影響力増大が、どれだけ日本国民を不利にするか明確ではないため、興味を持続しがたく、一般向けとは言えない内容となっています。
これから読もうとする一般読者への補足説明を行うとすれば、下記の3点があります。
1点目として、中国政府に支配された場合、中国政府の行動の特徴として「他民族の圧迫」が問題となります。資本主義化が進んだ現状でも、中国政府に支配される異民族の多くは、効率の良い仕事を奪われ、土地を奪われ、人口減少が進んでいます。チベット併合後の悲惨さは、映画(セブンイヤーズ イン チベット)にもなりました。
2点目として、中国の優位を認めた形で同盟国となった場合、中国の軍事的脅威が無くなる代わりに米国の軍事的脅威を受けることになり、日本の国土が戦場となる可能性が高まります。また、今でもODAで数兆円程度吸い上げられていますが、さらに上納が必要となる可能性が高いでしょう。
3点目として、中国政府の日本国への影響力が大きくなるにつれて、中国政府の国内統制力の低さ・汚職役人の伝統から、海賊・マフィアと人民解放軍の結託・国家権力との癒着により、日本国内での犯罪取締りの困難さが大きくなると考えられます。海上では、海賊の依頼を受けた中国政府の役人が日本政府の取締りに干渉する場合が想定されますし、日本国内で活動するマフィアについても人民解放軍や中国政府の役人の後ろ盾を得て、日本の治安を大きく損なわせることが考えられます。
 評価:5国家戦略のない日本を嘆く  (2006-01-14)
著者は1934年生まれ、防衛大学卒、陸上幕僚監部情報幕僚、作戦幕僚、西部方面総監部防衛部長などを歴任、陸将補。「中国内戦」「戦争学」「戦争の20世紀」「日本人は戦争ができるか」など著作多数、また、その著作の特徴は、重厚な戦史研究と長年の実務経験から生み出された明快な戦略理論を展開し、現状の分析とそれに対する戦略を大変にわかりやすく述べている。現在、デュピュイ戦略研究所東アジア代表、HPを開設している。この本の章立ては以下の通り。
第一章 中国の戦略をなぜ考えないのか
第二章 中国の主敵は誰か
第三章 米国の対中戦略の弱点
第四章 中国政権の国家戦略
第五章 中国政権の瀬戸際戦略
第六章 瀬戸際政略としての「反日」
第七章 中国戦略の特色と問題点
終章  日本はどう対応すべきか
 多くの日本人が、昨年以来の「反日デモ」とその後の中国政府の対応に驚き、その対応に多くの評論家が様々な論陣を張っているが、この本はある意味一番明快に、「反日」とその背後にある「反米」を顕わにし、中国政府の取っている「瀬戸際戦略」をバッサリと切っていると言えるだろう。
 まず、中国に対する日本人の無理解、「中国は自由民主主義を受け入れる」との幻想と、日本に国家戦略がない点を指摘している。また、アメリカの中国への「中国大陸の市場重視、門戸開放政策」の幻想と、「国務省」と「国防総省」の戦略の乖離とその意味を、政治が軍事に介入して失敗した朝鮮戦争とベトナム戦争の例を挙げて説明している。現在、中国の行っている「瀬戸際戦略」の意味とその未来、そして、最後に日本は自己完結した戦力を持つべき等、これからの対応をわかりやすく解説した一冊。どこまでも論理的に書かれているが、読み進めていくうちに、行間から著者の、「狡猾な中国人」に対しての怒りと「不甲斐ない日本人」への苛立ちすら感じられた。

ジャンル(ブラウズノード)
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