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中国力―いま知っておきたい中国の実態

政治・経済・社会 - 単行本 - 2008/05/10

駿河台出版社


コメント (0)  | クリック(239)  | 評価 (9.00)


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単行本商品情報

【 中国力―いま知っておきたい中国の実態 】

価格:¥2,940
発送可能時期:通常24時間以内に発送
リリース:2008-05
リリース:2008-05
セールスランク:95452
単行本
著者:垂水 健一
出版:駿河台出版社
(ASIN/ISBN:441100383X, EAN/JAN:9784411003836)
カスタマーレビュー評価平均:5.0(全レビュー数:1)
 評価:5自らの中国観構築に役立つ書  (2008-07-08)
 あとがきに、「大学で(中略)現代中国を紹介する適当な教科書が見つからない。」とあり、
教科書的な硬いイメージを持って手にしたが予想に反し、肩のこらない平易な記述で楽し
く興味を持って読むことのできた一冊であった。
 今の中国を、的確かつ正確に知り、今後の変化、発展を考えさせる好書である。
 改革・開放や行政、日中関係や伝統まで、10章100項目に亘って、改革・開放後の歩
みと今の実態が偏りなく実にわかりやすく記述されている。1項目には概ね3つ見出しが
立てられ各項目とも3ページ弱にまとめられていて親しみやすい。
 現在、多くの日本人が何らかの中国観を持っている。しかし、それは自らの足や目、体
験によるものではなく、主として新聞やテレビなどのマスコミからの情報のインプットによ
って形成されたものがほとんどである。そして、その中国観は多分にマイナスイメージの
ものが多いのも事実であろう。
 私は、この一冊を読んで自分がいかに浅薄で表層的な理解をしていたか、また、マイナ
スイメージの先入観を持って中国という国を見ていたことを思い知らされた。と同時に、そ
れがいかに危険なことかということにも思い至った。本書は中国という国に対して、プラ
ス・マイナスどちらにも偏らずに実態を淡々と述べている。改革・開放に始まる中国の発
展と現状を、ありのままに平易で読みやすく綴っている。
 中国に関する批判的な書は数多く目にする。これまでのギクシャクした日中関係を考え
ると当然のことかもしれない。そうした中で本書は貴重な一冊として光を放っている。
 北京オリンピックや上海万博は、今後の中国の大きな変革と発展を予想させる。悲惨な
四川大地震があり、チベット問題や所得格差や環境汚染など多くの問題を抱えているが、
本書を読んでみるとこの苦難を乗り越えていくであろう「中国の力」を感じる。
 問題山積の日中関係も、胡錦濤総書記の来日で新たな時代を迎えようとしている。
 こうした時に、私たちは隣国中国をどのように見たらよいだろうか。そのために大事なこ
とは、まずは現状を正しく深く知ることである。そこから断片的な情報に左右されない自ら
の主体性に基づく中国観が生まれるものと信じる。
 その格好の道しるべになるのが本書である。多くの人に一読を勧めたい。

ジャンル(ブラウズノード)
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投稿者 スレッド
ゲスト
投稿日時: 2006-1-8 10:59  更新日時: 2006-1-8 10:59

 生徒達との最後の別れの場面では涙しました。

 チベット留学から一転してその学校で日本語教師となった筆者が3年強にわたり悩み奮闘した物語。
 チベットで日本語を教えることを通じて現在のチベット語(族)の問題を、筆者は戦後日本の日本語(国語)教育の問題とそれに伴う現代日本人の日本語表現力の問題、日本における標準語と方言の問題、さらには「坊っちゃん」のうまれた明治という時代状況にもシンクロさせていくことで、現代日本人に向け大いなる警笛を鳴らしているのではないかと思います。
また、日本語教師の筆者が「坊っちゃん」にでてくる「坊っちゃん」自身にも、また明治という時代に生きたその著者夏目漱石にも投影されているようでもあり、筆者の奮闘や苦悩、そして矜持がひしひしと伝わってきます。
 目を近隣に向けると現在韓国人が抱えているハングル問題の一つ(漢字の読み書きができないため、つい最近の文献でさえ読解できない、例えていえば現在の日本人が「坊っちゃん」を原文で読めないというようなこと、日本や中国との漢字文化を共有できない等)にも?がってくるような気がします。
 生徒達との別れの場面を通勤電車の中で読んでいましたが、ホームに降り立った後でもつい読み続け、目に涙が溢れてきました。
 久しぶりにもういっぺん「坊っちゃん」を読んでみようかしら。

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