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【 本当にヤバイ!中国経済―バブル崩壊の先に潜む双頭の蛇 】
価格:¥1,500 発送可能時期:通常24時間以内に発送 リリース:2008-05-12 リリース:2008-05-12 セールスランク:9398 単行本
著者:三橋 貴明 出版:彩図社 (ASIN/ISBN:4883926419, EAN/JAN:9784883926411)
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カスタマーレビュー (全レビュー数:6) |
世界的な経済の動きを知るために読むべき一冊
(2008-10-30)
著書の出版順とは逆に「ドル崩壊」を読んでから本書を読み始めた。
本書の前半部分は「ドル崩壊」にも書かれている、昨今の金融危機の原因やその基礎知識に
ついての解説となっている。
その意味では「ドル崩壊」を読んでいればポイントさえ掴んでおけば読んでおけばよい部分
かもしれない。ただし、国際収支についての解説もあるので、その部分について理解が薄い
のであればじっくり読んでおくと、後々の中国経済の状況がわかりやすくなる。
後半は、中国経済のゆがみをデータを使ってじっくりと解説してくれる。
過度の外需依存、政府による人民元安、スタグフレーションなど専門的なこともわかりやすい
言葉で書かれているので非常にわかりやすい。
特に中国の政府発表のデータが政府の情報統制により大きく歪められているというのは怒りを
超え笑ってしまう。
実際に現在起きている全世界的に起きている危機をまさに先読みしたような内容となっており、
著者の経済に対する理解の深さが感じられる。
世界的な経済の動きを知るために読むべき一冊だろう。
中国経済の知識だけでなく、経済の見方、分析の手法という点でも参考になる一冊
(2008-10-26)
この著書は秀逸だ。
中国崩壊を予兆するファクトを基にした主張には極めて説得力がある。
この著書を読んで、経済評論家への見方が変わった。
これだけ説得力のある論理展開は、題材である中国経済のみならず、
経済の見方を学ぶ、物事を分析する手法を学ぶという点でも役に立つ。
私は先日中国を訪問したが、現場で活躍する人たちの話を聞くと、
中国経済はまだまだ発展する、日本はひがみで中国悲観論者が多すぎる、
という見解が大半だ。
現場の感覚と、ファクトとロジックによる主張と、
どちらの予測が正しいのか、その結果を楽しみに中国経済に注目していきたい。
この本にそう思わせるだけの面白さを感じた。
嘘の上塗りも中国の国柄
(2008-09-28)
最近のメラミン騒ぎでも明らかだろうが、中国製品というものは基本的に信用できない。一部のマスコミが「13億の市場」などともてはやした中国ではあったが、おそらくその化けの皮もだんだん剥がれてくるのではないだろうか。それも周囲に目に見える形で。
かの国が統計や歴史を偽るものはいつものことなので、私は初めから中国の明るい未来など信じてはいなかったが、本書を読んで、ますます自分が正しいと思うようになった。
中国共産党による支配は、まだ続くだろうが、いずれ中国人たちは、自分達が犯してきた過ちを反省せざるを得ない時代が来るだろう。ウィグルやチベットに対する民族浄化、文化破壊などの蛮行は、決して21世紀では許容されない。そういう現実を、中国人たちは認識すべきである。
もっとも、統計を捏造し、毒素を含んだ食品を平気で輸出するような国にモラルなど求めても無駄かもしれないが。
中国は日本の市場にはならない
(2008-06-26)
最重要なのは、中国国内では、工業製品はあふれていて価格が下がっている(1.6〜7パーセント下落)が、食料・オイル・資源の価格は無茶に上がっている(15%以上、豚肉は60%!)、という事実の指摘である。
私は、地震などの影響で、食料については更に上がると思う。
日本の輸出品は、電子部品・車・電気製品・電子機器・特許権・ライセンスなどの工業製品が多いし、食料・石油などの資源は日本は輸入しているのはいうまでもない。つまり、中国は、日本の製品にとって市場にならない。サウジアラビア、オーストラリアやアメリカにとっては中国は市場になるだろう。
では、一見、日本からの輸出がかなり多いのはなぜかというと、部品の輸出である。日本から中核部品を輸出して、人件費の安い中国で組み立てて、それを日本を初めとする世界へ輸出するわけである。だから日本メーカーの電気製品が中国製だらけになる。ただ、現在人件費が高くなり、労働契約法などの施行によって間接費も多くなってきているので、だんだんこの方法はできなくなり、結局、中国への輸出は減少するであろう。また、工作機械・プラントなどの輸出もあるが設備投資が飽和しているのだから、これも先がない。また、ライセンス・ロイヤリティなどの輸出が無理なことは周知のとおりである。もっとも、中国への輸出は日本経済の1%以下しか貢献していないので、ゼロになっても問題はないだろう。1980年以前は事実上ゼロに近かった。
一部のマスコミがいう「中国13億の市場」という大嘘をここまで徹底的に暴いたものはない。
また、欧州の需要が減退したとき、日本に中国製品を「強制的に買わせる」ことになりはしないか?という危惧をもった。親中政治家・官僚によって日本政府調達を中国製品に誘導したり、卸売り業者の買収によって中国製品しか買えなくしたりする。現在でも、主要電気製品やシャツなどは、メイドインチャイナ以外を買うのは困難であり、選択支自体がない。
国際収支の分析を主として「中国経済を外側からみる」というスタンスのためか、第2章(31〜114頁)には殆ど中国のことがでてこず、サブプライム以後の国際経済の問題解説になっている。読んでいて中国のことが書いていないので、あれと思ってしまったこともある。スイスの話などは大変面白く読んだが、中国のことだけを読みたくて、サブプライム問題などに知識のある人は、第2章をとばして読んでもよいかもしれない。
中国経済の崩壊に巻き込まれる前に、読んでおくべき本
(2008-05-23)
中国といえば、破竹の勢いで急成長を続ける期待の新興国であり、
日本企業も多く進出している夢の巨大市場・・・だった筈ではないか。
そんな国がどうして、経済破綻寸前にまで追い込まれてしまったのか?
現在の詳細な経済状況は? 破綻した場合の世界経済への影響は?
等々、その答えは、本書を読めば一目瞭然である。
世界各国のメディア報道による各種のデータ、公的機関による統計情報、
資料、その他、著者の三橋貴明氏が丹念に収集し、引用元を明らかにした
それらの公開情報を基に、中国経済の実態と世界経済の歪み、そして、
その「歪み」の解消過程において、中国経済が直面するであろう破滅的な
未来について、前作同様、初心者にもわかりやすく解説している。
特に今回は、中国経済はもとより、その崩壊の元凶となったアメリカの
サブプライム問題や、日本、スイスなど、近年の世界経済の潮流を形成する上で
特徴的な役割を演じた国々の国際収支についても、多くのページが割かれている。
そうした情報の1つ1つがパズルのピースとなり、読み終える頃には、世界経済の
おおまかなトレンドと、中国経済の置かれている深刻な状況とが見事に符合し、
関連性を持った一連の出来事として理解できるようになっているのだ。
また、三橋氏の毒舌も健在である。正確な数字を公表しない中国政府や、
皮相的な報道を繰り返すマスコミ、各国の拙い経済政策、等、各方面に対して
怒り、嘆き、時にはボヤくように辛辣な批判を展開しつつ、読者を楽しませる。
問題点を指摘し理想を語る、その論調は概して温かい。諦めていないのだ。
本文中、何度も「我々日本人から見れば」という文章が登場するように、
常に日本人として、一般の生活者の目線で世界経済を語る、その姿勢こそが、
本書を巷に氾濫する学者然とした人物の書いた、中立的で味気ない経済本と
明確に隔てている特色なのではないだろうか。お薦めの一冊である。
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