2008年版 必読!今、中国が面白い―中国が解る60編―政治・経済・社会 - 単行本(ソフトカバー) - 2008/05/31 |
麗澤大学教授 三潴正道(監修), 而立会(翻訳)
内容紹介「未来志向」と言う大変聞こえのいい言葉の中で、日本と中国の関係をどう捉え、どうやってお互いの本音をぶつけ合い、接点を見出していくかは、なかなか困難な作業です。 日中間では、靖国の問題、領土問題も存在します。また、焼き餃子中毒事件のような食の問題、ひいては中国製品に対する信頼の問題もあります。チベット問題にも関心が集まっています。中国側から見れば、日米同盟に対する疑心暗鬼があるし、過去の日中戦争に関する怨念がまだ消え去ったわけではありません。そういった中で我々がとるべき道は、主張すべきは主張し、問題をうやむやに終わらせることは厳に戒めつつ、一方で、相互理解と交流をいよいよ深め、問題点を一つ一つ根気よく克服していくことでしょう。 前号のまえがきで私は、「最近の人民日報に、思想的・文化的に極めて質の高い文章、党や政府の不正を摘発し社会の不公正を糾す正気溢れる文章、記者たちのジャーナリスト魂がいかんなく発揮されている文章が増えつつあることはあまり知られていません」と書きました。また、「このような変化は、自然破壊や環境汚染、地方政府のやみくもな建設ラッシュ、法治を阻むモラルの崩壊が深刻な現代中国で、メディアが綱紀粛正の切り札になりつつあることと無縁ではありません」とも記しました。この見方は今も変わりませんし、一定の制約は厳然としてあるものの、メディアの監視的役割は益々重視されつつあります。 日本に関する記事を例に挙げましょう。二〇〇七年の日本関係記事に占める日本批判記事の比率は一〇パーセントを下回りました。小泉以後の日本との友好関係構築と言う方針を反映して、文化交流や若者の交流を取り上げた記事が多くなったのは当然といえますが、それだけにとどまることなく、環境問題はもとより、様々な側面で日本の長所に学ぼう、と言う謙虚な記事が急増したことは注目すべきです。また、冷静・客観的な目で日本社会が抱える問題点を分析・検討し、他山の石としよう、と言う記事もいくつか掲載されるようになり、内容的にも質が高く、その観点には我々が学ぶべき点が大いにあります。 今年の北京オリンピックは、中国にとって正念場といえましょう。庶民のオリンピックに掛ける気持ちは、私が高校一年生の時、東京オリンピックに抱いた素朴な気持ちと合い通じるものがあります。その願いが実を結ぶことを祈る一方、政府にとっては、海外からあらゆる面のチェックを受けるわけで、平均台の上を歩むような慎重さと謙虚さが求められ、一歩踏み外せば落下する危険も大いにあります。中国が本当の大国になれるかは、まさにその自制と謙虚さで図られることでしょう。 本書が日中関係の今後を考える上で皆様の足がかりの一つになることを期待しております。 (本書「まえがき」より) 内容(「MARC」データベースより) 誰もが驚く痛烈な告発、真摯な分析、深い含蓄-。「中国の今」を赤裸々に描き出す。2007年の『人民日報』から精選し、15のジャンルに分けて選び抜いた珠玉の60編を収録。 著者について ◆訳者紹介 日中翻訳者集団『而立会』。2004年、三潴正道氏が中国の良書を日本に紹介し日中の相互理解を深める事を目的に設立した翻訳グループ。氏の考案した論説体中国語レベル別ステップアップ式学習法によるレベル30突破者で構成。現在会員数49名。レベル別学習通信教育は年2回(4月・9月開始、各15週)行われている(無料)。参加希望者は而立会事務局まで(毎期定員30名) ◆本書の訳者: 井田綾・大場悦子・小沢千代子・金子伸一・川口亮子・川端谷津子・清本美智 子・石文媛・高崎由理・張進旺・野澤靖之・廣瀬篤子・広瀬由美子・福田夏花 ・牟礼朋子・柳川俊之(敬称略) ◆監訳者略歴 三潴正道 1948年生まれ。東京外国語大学大学院修了。現在、麗澤大学中国語学科教授、日中異文化コミュニケーション研究会代表世話人、(株)海外放送センター顧問、而立会会長。北京オリンピック支援日中通訳・翻訳ボランティア協会(略称八八会)会長。時事中国語の専門家。また、各企業で日中異文化コミュニケーション講師として活躍。 著書・訳書に『「氷点」停刊の舞台裏』『必読!今、中国が面白い―2007年版』(以上日本僑報社)『現代中国放大鏡』『時事中国語の教科書』シリーズ(以上朝日出版社)など。2001年よりweb上で毎週、中国時事コラム『現代中国放大鏡』を連載中。 目次 まえがき 第 一 章【模索する日中新時代】の巻 第 一 話 「新たなスタート」を互いに大切にしよう 第 二 話 日本のODAと中国の発展 第 三 話 「江戸前寿司」から見る東京湾の今 第 四 話 日本の若者、中国農村でボランティア 第 二 章【伝統文化にどう対処】の巻 第 五 話 遺産経済学の文化的弊害 第 六 話 スターバックスは故宮から撤退すべきか? 第 七 話 金庸、魯迅の座を脅かす? 第 八 話 中国人ご先祖探しのルーツマップが 第 三 章【モラルを巡る議論】の巻 第 九 話 于丹の『「論語」心得』が売れるわけ 第一〇話 父母への感謝は額ずくべきか 第一一話 先ず、大人から手本を 第一二話 懸賞付でコネを捜す? 第 四 章【政治にもの申す】の巻 第一三話 清廉戦士は本当に戦えるのか 第一四話 情報公開が進めば国力も充実 第一五話 温かみのない標語は御免だ! 第一六話 蘇東坡の人情味 第 五 章【「調和社会」目指して】の巻 第一七話 国営企業管理職の報酬に歯止めを 第一八話 同一労働同一賃金はいつ実現するのか 第一九話 都市と農村の教員に同等の待遇を 第二〇話 男女出生比率の是正は待ったなし 第 六 章【庶民に優しい社会を】の巻 第二一話 李君たちが抱える将来への不安 第二二話 「一人っ子政策思いやり運動」ルポ 第二三話 婚姻時には「敬老保証書」に署名! 第二四話 スポーツ選手の将来の生活に保障を 第 七 章【労働者を大切にしよう】の巻 第二五話 新労働法を骨抜きにするな 第二六話 従業員に慕われる「愛慕社」 第二七話 休暇を利用し父の職場を実体験 第二八話 留守児童の「私の夏休み」 第 八 章【生まれ変わる農村】の巻 第二九話 新しい「時代の寵児」は誰? 第三〇話 四川省の農村自動車道、年に一万キロ 第三一話 サムソンの「一心一村」運動 第三二話 トラの絵を描く村 第 九 章【農村が抱える諸問題】の巻 第三三話 小さなトイレ、大きな革命 第三四話 ソフトがハードの足枷に 第三五話 深刻な大卒役人の流出 第三六話 いつになったら気軽に都会へ 第一〇章【技術革新を重視しよう】の巻 第三七話 中国製おもちゃ、活路はどこに 第三八話 コピー商品の被害者は誰? 第三九話 厦門の技術労働者一〇万人不足 第四〇話 溶接の神様の「サイン」 第一一章【環境問題待ったなし】の巻 第四一話 「ゆとりある社会を」が水泡に 第四二話 山西省を襲う水の危機 第四三話 長江の天然魚、再度市場撤退 第四 |
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【 2008年版 必読!今、中国が面白い―中国が解る60編― 】価格:¥1,995発送可能時期:通常24時間以内に発送 リリース:2008-05-19 リリース:2008-05-19 セールスランク:301220 単行本(ソフトカバー) 出版:日本僑報社 (ASIN/ISBN:4861850738, EAN/JAN:9784861850738) |
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