食事も面子で埋め尽くす
普段は質素な食事をしても、ひとたび誰かをもてなすとなれば、中国人はできるかぎりのもてなしをする。それは中国人の情の厚さだけでなく、面子も絡んでくるからだ。
中国人が誰かをもてなすとき、けっして日本料理やフランス料理は振る舞わない。振る舞うのは中華料理である。なぜかというと、日本料理やフランス料理は、上品に少しずつ盛られた皿を、一皿ずつ運んでくるからだ。つまり、日本料理やフランス料理では、テーブルがいっぱいにならないのである。皮肉なことに、日本料理やフランス料理は、料理の値段が高くなればなるほどテーブルの上はいっぱいにならない。その点、中華料理は、料理を頼めば頼んだだけ、値段に関係なく、すぐにテーブルの上はいっぱいになる。テーブルの上が料理の皿でいっぱいになることで、中国人の面子はたつのである。テーブルの上を食べきれないほどの料理の皿で埋め尽くすことは、自分はこれだけ料理を頼める、これだけ料理を頼める金がある、これだけ料理を頼む金を稼げる、つまり、それだけ甲斐性、能力があるということを見せつけているのである。
食事のときも、面子は見えることに意味があるのである。
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贈り物にも面子が必要 |
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面子の借りは面子で返す |






