少林拳とは中国河南省嵩山にある、曹洞宗の総本山である嵩山少林寺とその近郊で伝承されている中国武術の総称である。
伝説によるとその創始者は禅宗の開祖の達磨大師であったと言われる。この嵩山少林寺とは別に、中国南部の福建省には南少林寺がかっては存在し、南少林寺を起源とする武術を南派少林拳と呼ぶ。かっては武術史研究家の唐豪氏の研究により南少林寺は、伝説の物であったとされる意見が大半であった。しかし、近年になって南少林寺に関しての古文書が嵩山少林寺から発見され、それを元に福建省の九連山で発掘調査を行うと明代の大規模な寺院の遺跡が見つかるなど、定説が覆されつつある。