満漢全席
清朝の時代に完成した高級宮廷料理とその宴席。満州族が築いた清朝と漢の文化が融合して生まれた中国料理の集大成で、中国全土の珍素材を贅沢に使った高級料理の代名詞。
清朝初期には満州族の料理は厳格に維持されていたが、積極的に満漢民族の融和を進めた康煕帝によって、康煕22(1683)年の元旦、宮中の宴に漢族の料理が初めて取り入れられ、満漢全席が成立。清朝末期にはますます豪華になっていった。
海の幸、山の珍味など食材は極めて多様で、「山八珍」(熊の掌、猿頭、虎腎、わらびなど)、「陸八珍」(駱駝のこぶ、キノコなど)、「海八珍」(ふかひれ、あわび、亀など)といわれる。
こうした贅の極みをつくした料理とデザート150品以上を2日、3日もかけて食べる。食間にはゲームや踊りなどを観賞しながら贅沢な時間を過ごす。健康を維持し、不老長寿を図るという意味もあるとされている。
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