中国というと仏教と道教のイメージだが、実際の中国は多宗教国家で、仏教、道教、イスラム教、キリスト教の4教を主要宗教とし、宗教信者は1億人余り、宗教団体3,000余りといわれている。
中国に国教はなく、中華人民共和国憲法第36条にて「信教の自由を有する」と規定されている。
ただしこれは建前であり、実際はかなりの制約がある。
しかし、ほとんどの中国人は、とくに決まった宗教を信仰することもなく、現代の日本人と同じように、年中行事や祭りといった時くらいしか宗教には関わらず、日本人同様、信仰心が薄い人が多い。
また、中国にも多数の神様がおり、ひとつの神社で数多くの神様を同時に祀ってあることも珍しくない。