中国文化と中国人 - 恋する中国

中国人の交友観 - 中国人大分析

HOME > 中国人大分析 > 価値観 > 中国人の交友観

中国人の交友観



中国人は人間関係を非常に大切にする民族である。血縁はとくに重要なものであるが、その次に重く見ているのが友人関係である。
血縁関係はそれ自体が強力な絆ではあるが、選択の余地がないつながりであり、選択の自由という視点からすれば、友人関係がもっとも重要なつながりとも言える。

友達との信頼関係を築く上で、中国人は付き合う時間の長さを重視する。「路遥知馬力、日久見人心」(道が遠いほど馬の力が分かり、日時が経つほど人の心が見える)という言葉が表すように、時間こそが友情の真偽を確かめる試金石になるというわけである。
もちろん、「一見如故」(初対面だが、まるで古い友人のような親しみを覚える)といった付き合いもあるが、これは例外である。
長い間、中国では権力闘争を繰り返す動乱の歴史が続いたため、人間不信の社会にいた中国人は、身を守るコツとして、深く付き合っていない他人をすぐに信頼することは、非常に危険だと考えるのである。
交友関係を確立するために、時間をかけ、相手をじっくり観察し、人格や能力、性格などを見極めるのが、中国人的な人間関係づくりである。中国人が時間をかけて築きあげた友人を、互いに「老朋友」と呼ぶが、この「老」という一文字こそが、まさに歳月の重みを物語っているのである。
ただし、中国人の「老朋友」には、本当の意味での「老朋友」と、社交辞令としての「老朋友」がある。中国人と付き合うためには、外交辞令の「老朋友」ではなく、真の「老朋友」になるよう努めなくてはならない。

「老朋友」になるためには、時間をかけることも大切だが、友情を深める近道は、頻繁に会うことである。よく一緒に行動を共にする仲間は「朋友」になりやすい。(会社の同僚は除く)
いつも目の前にいれば、互いに親しみを抱くのは当然のことである。血縁関係を重視する中国人でさえも「遠くの親戚より近くの隣人」なのである。ただし、頻繁に会えば友情が深まるというものではない。
朋友というのは、困った時にこそ互いの友情を確かめあうことができる。また、自分が幸せな時に相手を訪ね、自分の幸せを伝え、喜びを分かち合うことができれば、それも本物の「朋友」である。

「朋友」との付き合いの中で、相手が自分を必要としているときに顔を出せば、これは最高のタイミングである。そして友人が自分に用がなくなったと分かれば、それを察して姿を消す。朋友との付き合いの頻度とは、顔を合わす回数より、タイミングと中身が重要なのである。
「一回生、二回熟、三回四回是朋友」(一回目は他人、二回目は知人、三回、四回と会うことを重ね朋友となる)これが中国人の朋友づくりなのである。

また、友人同士は互いに大目に見る必要がある。朋友というのは、本質さえ良ければいくら弱点があっても、それをいちいち気にしない。相手を大目に見られれば見られほど、感情のつながりも深くなる。朋友となったからには、その人物の全てに対して寛容にならなければならない。


HOME > 中国人大分析 > 価値観 > 中国人の交友観

HOME > 中国人大分析 > 価値観 > 中国人の交友観

中国人大分析 - 中国人の交友観

サイト内検索
LINKS
Copyright © 2001 - 2016 Area Zero All Rights Reserved.