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洞庭湖



洞庭湖(どうていこ)は中華人民共和国湖南省北東部にある淡水湖。中国の淡水湖としては鄱陽湖に次いで2番目に大きい。全体的に浅く、長江と連なっていて、その大量の水の受け皿となっており、季節ごとにその大きさが変わる。湖北省と湖南省はこの湖の北と南にあることからその名が付いた。

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7月から9月にかけて長江から大量の水が流れ込み、湖の面積が広がる。通常期の湖の面積は最低でも2,820km²だが、長江から膨大な量の水と堆積物の流入によって増水期は20,000km²にも及ぶ広さになるという。洞庭湖に流入する河川は、湖南省四大河川といわれる湘江・資江・沅江(げんこう)・澧水(れいすい)で、瀟水(しょうすい)も湘江と永州市(長沙市の近郊)で合流している。海を航行できる程の規模の船でも、長江から洞庭湖・湘江と経由して長沙にたどり着くことができる。

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歴史 anchor.png

漢代から、洞庭湖(主に北部)は雲夢大沢(うんぼうだいたく)と呼ばれており、現在の湖北省にあたる地域ではその栄養豊かな堆積物が農業用に珍重され、多くの田が造られてきた。その後も北部では港などの開発が進み、湖の南部が長江からの水の流入を主に受け入れるようになっている。

かつて、洞庭湖は中国で最も面積の大きい(淡水)湖であり、八百里洞庭と言われていた程であったが、現在では鄱陽湖につぐ大きさとなって、さらに農業用地として利用が進んでいるため小さくなってきている。

洞庭湖の形状と周囲の河川近年、食用として洞庭湖周辺ではイタチやフクロウなどを食してきたために天敵がいなくなったネズミが異常発生し、2007年7月には20億匹に達し周辺地域の農作物を食い荒らす被害が急増し問題となっている。ネズミの天敵の猫や蛇などを放ち被害を食い止めようとしているが、逆に猫がネズミによって殺害されている状況にまで陥っている。

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文化と名勝 anchor.png

洞庭湖一帯では古くから歴史と文学がはぐくまれてきたことで知られている。ドラゴンボートによるレースは洞庭湖の東岸に始まったとされ、その由来はこの湖に流入する川である汨羅江(べきらこう)に入水自殺した戦国時代の詩人・屈原の遺体を探し出そうとしたことにあるとされている。

北東岸にある岳陽楼(湖南省岳陽市)は杜甫の「岳陽楼に登る」をはじめ多くの詩人に詠まれ、范仲淹の「岳陽楼記」(先憂後楽の出典)がつくられたことで有名である。

昔は洞庭湖の中に浮かぶ島であった君山(くんざん)は、現在は岸とつながっているが、かつて多くの道士が隠棲しており、湘江の女神・湘君が遊んだところとして知られる。現在は君山銀針という茶の産地である。岳陽楼付近から船で渡ることができる。

洞庭湖の南部で、瀟水と湘江が合流する一帯の景色は「瀟湘湖南」と称されて親しまれてきた。これに古代の帝王・舜が葬られたとされている九嶷山を取り入れた景観もまたその美しさで知られ、多くの詩が詠まれてきた(劉禹錫の「瀟湘曲」など)。宋代から、このあたりの景観を主に八つの景色とし、瀟湘八景をテーマとした山水画を描くことが流行した。この方式が日本にも広まり、近江八景や金沢八景などの元となった。

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主な湖岸の都市 anchor.png

  • 益陽
  • 岳陽
  • 常徳

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