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海南省 - 中国データベース

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海南省



海南省, hainan.jpg

略称:瓊(qiong)
人口:753万人
面積:3.4万k㎡
省都:海口(haikou)
省政府所在地:海口市海府路59号
六大地域分類:華南


海南省(かいなんしょう)は中国の最南端にあり、海南島や西沙群島、中沙群島、南沙群島の島そのものとその周辺海域をも含む。同省の北側は瓊州海峡によって広東省と接し、西は北部湾に臨み、その向う側はベトナムであり、東は南中国海に臨み、向うには台湾があり、南東と南は南中国海でフィリピンやブルネイ、マレーシアと向かい合っている。陸地は海南島、西沙、中沙、南沙群島を含み、総面積は3万5000k㎡、海域面積は約200万k㎡。周辺諸島を除けば、海南島の総面積は3万3900k㎡で、台湾を除けば中国で1番大きな島である。
海南省は1988年に設置された中国で31番目の省。中国唯一の熱帯気候に属する。台風の常襲地域としても知られる。漢族のほか、土着のリー(黎)族をはじめ、ミヤオ(苗)族などの少数民族も数多くすんでいる。高温多雨の気候を利用した熱帯農業がおこなわれており、ゴム・ヤシ・コショウ・コーヒーや熱帯性果物のパイナップル・マンゴー・バナナなどが栽培されている。近年外国技術の導入で、家電・化学繊維工業も発展しつつある。
また、海南島は中国の理想的な天然の塩田地帯であり、沿海地帯の多くの港や砂浜では天日による製塩が可能である。現在の塩田は三亜から東へ数百キロの沿海地帯に集中している。鶯歌海、東方、楡亜などの大塩田が目下建設されている。

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海南省は古くは珠崖とよばれ、紀元前漢の武帝のときに、珠崖など2郡がおかれた。唐・宋時代を通じ、海上交通の要衝にあたり、中国やアラビアの貿易船の停泊地として利用された。唐代の僧鑑真らが日本渡航の際、748年にここに漂着した。日中戦争のとき、日本軍の支配下におかれた。1950年に解放され、広東省の出先機関として海南行政区が設置された。1988年4月、海南島の開発促進のため海南省が設置されるとともに全島が経済特区に指定された。

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料理 anchor.png

文昌鶏、東山羊、加吉鴨、和楽蟹は海南省のもっとも有名なメニュー。
リー族やミャオ族の料理も味わえる。

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特産 anchor.png

椰子の実の殻を利用した彫刻や藤加工品などの民芸品は、古くから朝廷への貢ぎ物として知られる。
数珠も人気がある。

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観光 anchor.png

海南省には数多くの熱帯作物が植えられ、自然景観は非常にすばらしい。
また、海南省は観光資源が非常に豊富で、しかも特色がある。
海南省は海岸線が1528キロもあり、砂浜が約50%~60%を占める。砂浜の幅は数百メートルの所もあれば、数千メートルの所もある。砂浜の傾斜の度合いは5度、延々と海に向かって延びていく。ほとんどの砂浜は風もなく、波も静かで、海水も透き通っている。海辺には木も茂っていて空気もすがすがしい。海水は普通18~30℃、日照も十分あり、ほとんど一年中海水浴、日光浴、砂浴と風浴ができる。海口から三亜までの東海岸線だけで、海水浴場として使えるところが60カ所もある。東海岸線にはまたオヒルギの森や、熱帯地方でしか見られない海岸地形であるサンゴ礁などユニークな熱帯海岸森林景観もある。
海南島には奇異な形の山が多く、そのうち多くの山は登山に向いているか、あるいは避暑地として観光客を迎えている。この地の山の一番大きな特徴は熱帯原生林に覆われていることである。そのうち有名なのは楽東県の尖峰嶺、昌江県の覇王嶺、陵水県の弔羅山と瓊中県の五指山など四つの熱帯原生林である。
鳥と動物の種類を保つために、野生動物自然保護区が海南省でいくつか設立されている。そのうち有名なのは昌江県の覇王嶺にあるテナガザル保護区、東方県の大田にあるシカ保護区、万寧市の大州島にある金糸燕(ツバメの一種、熱帯の島の絶壁に生息する)保護区、陵水県の南湾半島にあるサル保護区などである。
海南島を流れる大きな河川は水が澄み切っていて、数多くの小さな河は山の中を曲がりくねって流れている。水の流れが河の中の大きな石に阻まれ、きれいな滝となっている。島にはまた多くのダムがあって、景観がすばらしい。
海南省にはこれまでの火山噴火によって、数多くの死火山の火山口が残っている。最も代表的なのは瓊山市石山の双嶺にある火山である。高さ200メートルの双嶺の山峰には二つの火山口があって、その間はくぼんだ山の背で、U字形になっている。近くにある雷虎嶺の火山口や羅京盤の火山口も完全な形を保っている。さまざまな形のカルスト鍾乳洞も少なくない。有名なのは三亜市の落筆洞、保亭県の千竜洞、昌江県の皇帝洞などである。島には温泉がたくさん分布している。ほとんどの温泉はそれほど鉱泉化されておらず、水温も高く、水の量も多く、水質も優れているので、病気の治療に利用できる。しかも周りの風景もきれいなので、観光、保養、科学研究を一体化した観光業を発展させることができる。
海南省の歴史的意味のある名勝旧跡としては主に次の数カ所のものを挙げることができる。
唐・宋の時代に海南島に左遷された李徳裕など5人の大臣を偲んでつくられた五公祠、北宋の詩人蘇東坡の住居である東坡書院と蘇東坡を記念するための蘇公祠、明の大臣丘浚の墓、明の清廉な官吏海瑞の墓、漢の武帝の派遣で軍隊を率いて海南に入った伏波将軍が、軍隊を救い出すために掘削した漢馬伏波井、崖州の古城、韋氏の祠、瓊台書院、文昌閣などがある。革命記念地としては瓊崖縦隊司令部の住所、嘉積鎮の女子軍隊の記念像、革命のために命をささげた人たちを祭っている金牛嶺烈士陵園、白沙蜂起記念館、宋家の住居と宋慶齢陳列館などがある。
海南省には数多くの民族が住んでおり、中国でリー族が集まって住んでいる唯一の場所である。各少数民族はいまでも独特な風俗と生活習慣を保ちつづけており、豊富多彩な社会を形成させている。

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行政区画 anchor.png

海南省は2地級市の他、16ヶ所の直轄県級行政区がある。(通常、中華人民共和国の行政区は、省級行政区⇒地級行政区⇒県級行政区と細分化されるが、中間の地級行政区が無く、海南省直轄の県級行政区が存在する。)

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地級市 anchor.png

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海南省直轄の県級行政区(県級市anchor.png

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海南省直轄の県級行政区(県) anchor.png

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国家級開発区 anchor.png

  • 洋浦開発区
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弁事処 anchor.png

  • 西南中沙群島弁事処
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海南省地図 anchor.png

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民族と民族の分布 anchor.png

海南省には37の民族があり、そのうち漢族、リー族、ミォオ族、回族は先祖代々海南省に定住しつづけてきた。他の33の民族は1950年以後に海南省の開発と建設につれて移住してきたのである。リー族はこの島に最も早く住みついた民族である。リー族、ミォオ族、回族はほとんど中部と南部、漢族は主に北東部と北部の沿海地域に集中している。

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地形 anchor.png

海南島の中央部には五指山や鸚歌嶺を中心とする山々が聳え立っており、周辺へ行けば行くほど低くなっている。真中から周辺へ山地、丘陵、台地、平野という環状の地形を呈し、階段のような構造となっている。
海南島の多くの山脈は高さ500から800メートルであり、1000メートルを超える山峰が81あり、1500メートルを超える山峰は五指山や鸚歌嶺、俄鬃嶺、猴弥嶺、雅加大嶺、弔羅山などである。これらの高い山によって三大山脈に分けられている。五指山山脈は海南島の中部にあり、主峰は海抜が1867.1メートル、海南島で最も高い山峰である。鸚歌嶺山脈は五指山の西北にあり、主峰は海抜が1811.6メートル、雅加大嶺山脈は西部にあり、主峰は海抜が1519.1メートル。

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気候 anchor.png

海南省は中国で最も熱帯海洋気候の特色のある地域である。一年中暖かくて、雨量も豊富で、日照りの季節と雨季がはっきりと分かれている。常に強い風が吹き、熱帯のあらしと台風に頻繁に見舞われ、気候資源は多様である。日照りの時間は年に1750~2650時間、年平均気温は23~25度で、一年中冬がない。ほとんどの地域は降水量が豊富で、年平均降水量は1600mm以上に達する。中部と東部の沿海地域は湿潤地域、南西部沿海地域は半乾燥地域、他の地域は半湿潤地域である。冬と春は日照りの時間が長く、夏と秋は雨量が多い。

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土地 anchor.png

海南島は全国の熱帯土地面積の42.5%を占め、農業や林業、牧畜業、漁業に用いられる土地面積は平均一人あたり約0.48ヘクタールである。光や熱、水などの資源に恵まれているため、農地は一年中作物を植えることができる。多くの作物は二毛作や三毛作が可能である。適宜性ということが見ると、海南島の土地資源は農業用地、樹脂生産用地、熱帯作物用地、林業用地、牧畜用地、水田とその他の用地など7種類に分けられる。現在すでに開発されている土地は約315.2万ヘクタール、未開発の土地は約26万ヘクタール、そのうち農業開発に用いられている土地は約90%を占めている。未開発の荒れ地は大体つながっているので、開墾しやすく機械による耕作に適している。

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鉱物 anchor.png

海南省は鉱産物資源の種類も豊富である。1991年末現在、全国ですでに埋蔵量が確認されている148種の鉱産物の中で、海南省だけで開発・利用する価値のある鉱産物は57種(工業用途によると65種に分けられる)、さまざまな規模の埋蔵量のある鉱床が126カ所(大型地下水源6カ所も含む)確認されている。国内の重要な鉱産物は主に石英、天然ガス、イルメナイト、ジルコン、サファイア、水晶、ボーキサイト、オイルシェール、ゼオライトなど10種類がある。そのうち鉄鉱の埋蔵量は全国鉄鉱埋蔵量の70%、品質は全国で一位。チタンの埋蔵量は全国の70%、ジルコンの埋蔵量は全国の60%を占める。また金、花岡岩、ミネラル・ウォーターなども開発価値がある。

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水資源 anchor.png

海南省の大きな河川は大体中部の山間地帯に源を発し、放射状に流れる水系となっている。海に流れ込む河は合わせて154本、南渡河、昌化江と万泉河は海南島の三大河川であり、その流域面積は海南島の総面積の47%を占める。

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海南島には植物資源が4000種余りあり、全国の植物資源の約1/7を占めている。そのうちの600種余りが海南島特有のもの。植物資源は主に熱帯林植物群として分布している。熱帯林植物分布は垂直分布状態を呈し、しかも交雑、多層、異なった樹齢、常緑、幹が高い、枝葉がおおいかぶさっているなどの特徴をもっている。熱帯林は主に五指山、尖峰嶺、覇王嶺、弔羅山、黎母山などの森林地帯に分布している。そのうちの五指山のものは未開発の原生林である。
海南省には陸生の脊椎動物が500種余りもあり、そのうち両生類が37種(うち11種が海南島でしか見られず、8種が国の特産動物と見なされている)、爬虫類が104種、鳥類が344種、哺乳類が82種(うち21種が海南島特有の動物)。世界で稀に見る貴重な動物は、世界四大類人猿の一つである手長ザルなどがある。ほかにまたミズシカ、サル、ウンピョウなどの貴重な動物もある。現在国の一級野生保護指定動物が14種、二級保護指定動物が88種ある。
薬材として利用できる動植物の資源が非常に豊富である。4000種余りの植物のうち2500種が薬材である。動物・海産薬材が50種近くもある。
海南省は海洋漁場が広いので、水産資源の種類も多く、成長が速く、漁獲の季節が長いなどの特徴をもっている。中国で熱帯海洋漁業を発展させる理想的な場所となっている。海産物は800種以上もあり、魚類だけでも600種に達する。主な海洋経済魚類が40種余りある。海南省の海洋漁場面積は約30万平方キロで、養殖に利用できる沿海の砂浜面積は2万5700ヘクタール。

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エネルギー anchor.png

海南省には豊富な石油と天然ガスの資源がある。地質調査によると、北部湾や鶯歌海、海南省の南東部では三つの堆積盆地が発見され、総面積は約12万平方キロもある。そのうち、石油や天然ガスが開発できる見通しのある面積は6万平方キロもある。海南省内のすべての河川は理論的に100万キロワットの水力資源があり、そのうちの約65万キロワットが開発可能である。年発電量は約26億キロワット時にもなる。地下水資源の貯蔵量は約75億立方メートルで、水資源全体の20%を占める。そのうち理論的に開発できるのは25.3億立方メートルである。まだ開発されていないのはさらに海洋エネルギーや太陽光エネルギー、バイオマス・エネルギーなどがある。

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支柱産業 anchor.png

農業、観光業、石油化学工業、電子情報、海洋生物製薬など。

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農業 anchor.png

食糧は海南省の栽培業で最も面積が広くて、最も生産量の高い作物である。主に水稲や陸稲、山蘭坡稲、小麦、その次にサツマイモ、キャッサバ、サトイモ、トウモロコシ、コウリャン、アワ、豆などがある。経済作物は主にサトウキビ、アサ類、落花生、ゴマ、茶などである。果物の種類も豊富で、栽培されている果物と野生の果物の種類が合わせて29科、53属あり、そのうち市場に出荷されているのは主にパイナップル、レイシ、リュウガン、バナナ、カンキツ、マンゴー、スイカ、ヨウトウなどがある。野菜は合わせて120種類もある。海南島は熱帯作物資源が豊富で、現在、栽培面積が比較的広くて、経済的価値が高いのは主にゴム、ヤシ、アブラヤシ、ビンロウ、コショウ、サイザル麻、レモンソウ、カシューナッツ、ココアなどがある。

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マスメディア anchor.png

新聞は海南日報、放送局は海南人民放送局、海南テレビ局、出版社は海南人民出版社など。
省として独立し、経済特別区になってから情報発信力が大幅に増した。

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交通 anchor.png

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航空 anchor.png

海口の美蘭国際空港と三亜の鳳凰国際空港は、大陸部や香港などの数十社の航空会社の定期便の離、着陸が可能である。北京、上海、天津、広州、瀋陽、太原、西安、長春、ハルビン、大連、済南、青島、煙台、南京、合肥、寧波、福州、厦門(アモイ)、温州、成都、重慶、昆明、貴陽、桂林、鄭州、武漢、長沙、深せん、スワトウ、湛江、北海、常州、蘭州、香港、シンガポール、バンコク、クアラルンプールなど国内外39の大・中都市との間に航空ルートがある。

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道路 anchor.png

海南省陸上の交通は主に自動車道路によるもので、1万7000キロ余りの自動車道路がある。「東西方向は四本、南北方向は三本」の自動車道路を骨組みとして、タテ、ヨコに交錯したり、四方八方に通じる交通ネットワークが形成されている。あちこちの港や市、県に通じる幹線もあれば、島全域にちらばっている318の郷・鎮や各観光地に通じる支線ルートもある。

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水運 anchor.png

海に囲まれた海南島は海運も交通の重点である。海南省の68カ所の天然港のうち、24カ所が開放されており、海口、三亜、八所と洋浦の四つの港が一番大きい。そのほかにさらに清瀾、鋪前、新村、白馬井、博鰲、新盈などがある。海口と三亜の二つの港は69本の対外貿易ルートを切り開いており、世界24の国・地域との間で海上輸送の往来がある。


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