
略称:冀(ji)
人口:6569万人
面積:19万k㎡
省都:石家荘(shijiazhuang)
省政府所在地:石家荘市維明街10号
六大地域分類:華北
河北省(かほくしょう)は華北平原の北部に位置し、内蒙古高原にもまたがっている。中部は首都北京と中国北部の重要な商業都市の天津市を囲むようになっており、北部は遼寧省、内蒙古自治区に隣接し、西部は山西省に接し、南部は河南省、山東省と境を接し、東部は渤海に臨んでいる。海岸線の全長は487キロ、総面積は19万k㎡である。
黄河の北にあるため河北と呼ばれる。中原の地として何度も首都の置かれた場所。北部には万里の長城の起点『山海関』、南部には避暑地として名高い『北戴河』もある。また、渤海湾沿いの都市『秦皇島』は良港として有名。漢、回、満州、モンゴル、朝鮮などの民族が住む。トウモロコシ、高粱などの食料と綿花の生産で有名。また、漁業、鉄鋼、陶磁器なども盛ん。
歴史 
夏王朝禹の時代に九州の一つとなる。春秋戦国時代、北部は燕の国に、南部は晋の国に属した。漢代に入り幽州と冀州が置かれた。三国時代は魏の国の領土となり、唐代には河北道となる。河北の地は、いわば中原の地として何度も首都の置かれた場所。宋代に東路と西路が置かれ、元代に中書省と称した。明代に入り北直隷省と改め、清代には首都北京に直属したため直隷といったが、1928年に中華民国の南京遷都にともない河北省に改称された。中華人民共和国成立後、熱河省の承徳付近とチャハル省の張家口付近を併合して拡大した。省都は保定であったが、1958年から1967年まで天津に置かれ、1971年に石家荘に移された。1976年7月28日、唐山大地震が起こり、大きな被害が出た。
料理 
皇帝への上納品だった故城龍須貢面は500年の歴史を誇る。
北京に近いこともあり、清時代の風味が売りものの清東陵菓子も評価が高い。
特産 
裏側に山水画が描かれた嗅ぎ煙草入れ、郷土芸術として知られる武強県の版画など。
観光 
河北省は中国で高原、山地、丘陵、平原、湖、海辺を擁する唯一の省であり、古代の遺跡や建築物が304ヵ所、国の重要文化財保護指定を受けたものが58ヵ所あり、歴史文物の数は陝西省とともに全国の第1位にランクされ、自然と人文景観資源の総量は全国で2位を占めている。名高いの承徳避暑山荘、万里の長城の最初の関所である山海関、北戴河リゾート地、清朝の東陵と西陵などがある。
民族と民族の分布 
漢族のほか、満州族、回族、蒙古族、チワン族、朝鮮族、ミャオ族、トゥチャ族など53の少数民族があり、少数民族人口は河北省総人口の約4%を占めており、また河北省には6つの少数民族自治県がある。
地形 
河北省の地形は三つの部分に分かれている。そのうちの壩上高原の平均海抜は1200~1500メートルで、本省総面積の8.5%を占め、燕山と太行山の山地、その中には丘陵と盆地があり、海抜は2000メートル以下のところが多く、河北省総面積の48.1%を占めている。河北平原は華北平原の一部分で、海抜が50メートル以下のところが河北省総面積の43.4%を占めている。
河北省の地形は北西が高く、南東が低くて、北西から南東へ傾斜し、北西部は山地、丘陵、高原で、その中には盆地と谷が分布し、中部と南東部には平原が広がっている。
気候 
河北省の気候は温帯大陸性モンスーン気候であり、大部分の地域は四季の違いがはっきりしている。年間日照時間は2500~3100時間、年間無霜期間は120~200日、年間平均降水量は300~800ミリ、月間平均気温は3℃以下、7月の平均気温は18℃~27℃である。
水資源 
河北省の海岸線は487.3キロで、海岸地帯の総面積は100万ヘクタールに達し、海底石油、海洋化学工業、海上輸送、海上観光などの産業を発展させる自然条件に恵まれている。秦皇島は中国北部の著名な不凍港である。黄河、海河、ラン河が本省を貫流し、近海養殖業の発展に適している。
生物資源 
河北省には3000余種の植物があり、そのうち、繊維植物が140余種、薬用植物が1000余種、材木として使える植物が100余種、牧草が300余種、搾油植物が140余種、栽培用植物が450余種ある。ワタの生産高は全国の7分の1、トウモロコシと果物はそれぞれ10分の1を占めており、銘柄品、上質品、特産品、珍しい品と見なされる農産物は12種類、215品目ある。輸出向けの薬用植物は20余種に達する。

