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西蔵自治区(チベット) - 中国データベース

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西蔵自治区(チベット)



チベット自治区, xizang.jpg

略称:蔵(zang)
人口:252万人
面積:122万k㎡
省都:拉薩(lasa)
省政府所在地:拉薩市金珠中路
六大地域分類:西南


西蔵(チベット)自治区は中国の南西国境地帯、青海・チベット高原の南西部にある。北は新彊ウイグル自治区、青海省と隣接し、東は四川省とつながり、南東は雲南省と相連なり、南と西はミャンマー、インド、ブータン、シッキム、ネパールなどの国と接し、国境線は全長4000kmもある。自治区全域の総面積は122万k㎡余りで、全国の国土総面積の約12.8%を占めている。
チベットは大部分が海抜5000m。西には聖なる山カイラス、南にはヒマラヤがそびえる。最近グランドキャニオンより長い世界最大の峡谷ヤルツァンポ大峡谷が発見された。主にチベット族が住むが、ほかに漢、メンパ、ロッパ、回族も。農牧業が主な産業で、山羊、漢方薬材、鉱石、セメントなどの産地でもある。

歴史 anchor.png

紀元前400この地にツァンポ(王)がいた。唐代(7紀)、32世ツァンポのソンツァンガンポがチベットを統一し吐蕃王朝を開いた。元代には烏思蔵宣尉司都元帥府が置かれ、明には二都指揮使司が置かれた。清代に入り康煕帝が西蔵と名づけた。清朝が倒れると独立を宣言するが実現せず、1951年には中国共産党の軍隊が入り、1959年ダライ・ラマ14世はインドへ亡命。1965年9月にチベット自治区が発足。

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料理 anchor.png

チベット風チーズ、裸麦を炒って粉にするザンバ、チベットのビールとして外国人観光客に親しまれている裸麦酒など。

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特産 anchor.png

チベット刀、チベット絨毯、木碗等

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観光 anchor.png

チベット自治区は自らの特有の自然と人文の観光資源を絶えず開発・利用し、現在それぞれの特徴を持つラサ、チベット西部、チベット南西部、チベット南部の四つの観光区が形成されている。

ラサ観光区
ラサ、ヤンバジェン、ダムション、江孜(ギャンズェ)、沢当(ズェダム)、シガズェ・羊卓雍湖(ヤンゾユムツォ)などからなる。ラサはチベットの政治、経済、文化と交通のセンターであり、チベット仏教の中心地でもある。この地のチョカン寺、ラモチェ寺、ポタラ宮、八廓街、ロブリンカと「三大寺」(ガンデン寺、レプン寺、セーラ寺)はラサ観光区の主な名所である。そのうち、チョカン寺、ポタラ宮、ロブリンカと「三大寺」はいずれも全国の重要文化財保護指定を受けている。

チベット西部観光区
チベット西部、すなわちアリ地区のことであり、「世界の屋根の屋根」と呼ばれている。この観光区は宗教観光を特色とし、主に普蘭(ブラン)を開港地とし、ネパールとインドの観光者を引きつけており、神山聖湖で観光することになっており、また国内外の敬虔な信者が引きつけられ、ここに来て拝謁している。

チベット南西観光区
チベット南西部は現在登山観光を特色とする観光区となっており、主に樟木(チャンム)から入国したネパールの観光者を接待し、その人たちを組織してこの地の山川の景観を見て回り、登山活動を展開することになっている。

チベット南部観光区
ニンチを中心とし、ここで一日じゅう四季の美しい景色を見ることでき、まっ白な積雪に覆われた山、青々と生い茂る原生林、坂いっぱいに咲くツツジの花ととうとうと流れる川、景色が美しいだけでなく、気候も湿気があって温かい。

新しい観光コースと特色のある観光
チベット自治区はここ数年、新しい観光コースであるラサ-ニンチ-山南(ロカ)-ラサ東の環状コースとラサ-シガズェ-アリ-シガズェ西の環状コースを開拓し、またランドクルーザーでの探険、徒歩観光、科学視察観光など特色のある観光をくりひろげ、またラサの雪頓祭、羌塘(チャタン)の競馬芸術祭とロカの雅ばん文化芸術祭などの観光を押し出している。

観光施設
1994年年末現在、チベットにはさまざまな旅行社が30、観光ホテルが50あり、そのうち星クラスホテルが7ある。観光用車両は400台もあり、観光業従業員は3000余人に達している。北京、成都、西安にはチベット自治区とオンラインで接続している観光ホテルがつくられ、香港、ネパールと北京、成都では観光事務所とサービススポットが設立されている。1994年、チベット自治区には海外からの観光客が延べ2.8万人余りも受け入れ、営業収入は1.8億元に達し、外貨獲得額は1000余万㌦であった。

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行政区画 anchor.png

西蔵自治区(チベット)は下部に1地級市、6地区を管轄する。

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地級市 anchor.png

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西蔵自治区(チベット)地図 anchor.png

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民族と民族の分布 anchor.png

チベット自治区は中国でチベット族の人びとが最も集中して住んでいる地域であり、全国におけるチベット族総人口の45%を占めている。チベット族のほか、同自治区にはメンパ族、ローバ族漢族、回族などの民族の人びとおよびシェルパ人が居住している。チベット族はチベットの主な住民であり、チベット語は漢語・チベット語系のチベット・ミャンマー語族チベット語の分支として分類されている。ウェーツァン (衛蔵)、カム(康)、アムド(安多) の3種の主要な方言がある。
チベット自治区の人口の中で、チベット族の人口が92.2%を占め、241万1100人であり、漢族の人口が5.9%を占め、15万5300人、その他の少数民族の人口が1.9%を占め、4万9900人となっている。1990年におこなった第4次全国国勢調査のデータと比べて、チベット族の人口は15.0%増のとなって31万4400人増え、漢族の人口は92.1%増となって7万4500人増え、その他の少数民族の人口は169.7%増で3万1400人増えた。

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地形 anchor.png

チベット自治区の平均標高は4000㍍以上で、青海・チベット高原の主体をなし、「世界の屋根」と呼ばれている。チベット高原の南側にあるヒマラヤ山の全長は2400㌔で、平均標高は6000㍍以上、そのうち標高8848.13㍍のチョモランマ峰は世界最高峰である。ヤルツアンポ河はチベット最長の川であり、ヤルツアンポ河大峡谷の深さは5382㍍に達し、世界で最も深い峡谷である。

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気候 anchor.png

青海・チベット高原の特殊気候帯に属するチベットは昼と夜の気温の差が大きいが、日照時間が長いため、冬はそんなに寒くない。チベット東南部は気候が温和で、平均気温は8℃、しかし北チベットの平均気温は0℃以下である。チベット中部にあるラサは冬に厳寒がなく夏に酷暑がない。3月~10月はチベット観光にいい季節である。チベット自治区全体は平均標高四千メートル以上の所にあるため、空気中の酸素含有量が地球気候の変化とチベット地区の環境改善によって大きく変化している。冬の酸素含有量は70%以上で、夏は80%以上に達している。

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鉱物 anchor.png

チベットで確認されている鉱物種類は90余種に達する。26の鉱物の埋蔵量が確認され、そのうち11の埋蔵量が全国の上位五位にランクされている。その中にはクロム鉄鉱、リチウム、銅、ホウ素、マグネサイト、重晶石、ヒ素、白雲母、泥炭、石膏、塩、硫酸ナトリウム、陶土、硫黄、燐、カリウム、珪藻土、氷州石、ダイヤモンド、水晶、瑪瑙などが含まれる。

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水資源 anchor.png

チベット高原から流れ出る豊富な水資源は、世界の人口の40%を養っていると言われている。しかし現在、チベット高原は、核廃棄物による汚染が深刻化しており、水資源が汚染されるようなことになれば、その被害は甚大なものになる。

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生物資源 anchor.png

チベットは植物大王国であり、高山植物が5000余種もある。チベットは中国最大の森林区の一つでもあり、原生林の完ぺきを保っている。北半球の熱帯から寒帯までの主要な樹種はここでほとんど見ることができる。森林の蓄積量は20.8億立方㍍余りで、森林のカバー率は9.84%に達する。よくある樹種としてはマツ、高山マツ、雲南マツ、ヒマラヤトウヒ、ヒマラヤモミ、モミ、ツガ、カラマツ、チベット落葉松、チベットコーテガシワとビャクシンなどがある。チベットの松林の面積は約92.6万㌶で、そのうちチベットの長葉種マツとチベットシロマツは特有の樹種で、国に保護指定を受けた樹種でもある。野生薬用植物が1000余種もある、そのうち常用薬草は400余種である。よく知られているものには冬虫夏草、バイモ、コオウレン、大黄、オニノヤガラ、サンシチニンジン、党参、秦きゅう、丹参、レイシ、ムラサキナツフジなどがある。鑑定によって確認された200余種の菌類のうちマツタケ、ヤマブシタケ、キバノロの菌、シイタケ、クロキクラゲ、シロキクラゲ、黄色マツタケはいずれもよく知られた食用菌であり、ぶくりょう、松のカンラン、雷丸などの薬用菌もある。
チベットには142種の哺乳動物、473種の鳥類、49種の爬虫類、44種の両生類、64種の魚類、2300余種の昆虫類が生息している。野生動物には尾長ヤセザル、クマサル、アカゲザル、キョン、マエガミジカ、野牛、赤ぶちカモシカ、タイワンカモシカ、ヒョウ、黒クマ、野生のネコ、コウライキエリテン、レッサー・パンダ、アカシカ、キバノロ、白唇ジカ、野生ヤク、チベットカモシカ、野生のロバ、アルガリヒツジ、オウヨウ、キツネ、オオカミ、オオヤマネコ、ヒグマ、ヤマイヌおよびバーラル、ユキヒョウなどが生息している。これらの獣類のうちチベットカモシカ・野生ヤク、野生のロバ、アルガリヒツジなどは青海・チベット高原の珍しい動物であり、国家クラス保護動物に属する。白唇ジカは中国特有のものであり、世界の稀少動物の一つでもある。鳥類のうちの黒頸鶴、チベット鶏は国家一級保護動物に指定されている。

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エネルギー anchor.png

チベットの水エネルギー、地熱エネルギー、太陽エネルギー、風力エネルギー資源の蓄積量は豊かである。統計によると、チベットの年当たりの天然水エネルギーの蓄積量は約2億㌔ワットで、全国総量の約30%を占めている。地表水の総量は約3548億立方㍍で、全国総量の約13.5%を占めている。氷河の水の資源総量は3300億余の立方㍍である。チベットで開発可能な水エネルギー資源は約5659万㌔ワットで、全国総量の15%を占めている。チベットの地熱蓄積量は全国で1位を占めている。ラサ市当雄(ダムション)管轄区内の羊八戸(ヤンバジェン)の地熱は現在中国最大の高温湿潤蒸気地熱であり、世界で開発・利用されている大地熱資源の一つでもある。

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支柱産業 anchor.png

観光、チベット医薬、高原の特色のある生物産業とグリーン食品、農業・牧畜業製品の加工業と民族手工業、鉱業、建築業・建材業

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マスメディア anchor.png

新聞はチベット語と漢語を使って発行する西蔵日報。
放送局は、チベット語と漢語の他に地方方言も使うチベット人民放送局、衛星中継を利用して放送をおこなうチベットテレビ局。
出版社は1970年代に設立されたチベット人民出版社など。

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交通 anchor.png

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航空 anchor.png

ラサは北京、成都、上海、広州、重慶などへの国内線とネパール王国の首都カトマンズ行きの国際線を開通させている。そのうち、ラサから成都までのフライトの距離は1100㌔余り、年間旅客輸送量は延べ10余万人、年間貨物運送量は1600㌧である。ラサの貢が(ゴンガ)空港は改築によって、ボーイング767が離着陸できるようになっている。2.5億元を費やして建設した世界で最高の標高の邦達(ブムダ)空港も、1994年9月に竣工した。

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鉄道 anchor.png

青海・チベット鉄道は東は青海省の省都西寧市から、西は格爾木(ゲルム)市の南山口駅に至るもので、全長846.9㌔で、平均標高は3000㍍以上で、レールの上部表面の最高点の標高は3700㍍である。

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道路 anchor.png

ラサを中心とする道路交通網がすでに形成し、チベット自治区に15本の幹線道路、315本の支線道路があり、総延長は2.2万㌔である。四川・チベット道路、青海・チベット道路、新疆・チベット道路、雲南・チベット道路と中国・ネパール国際道路は主な幹線である。青海・チベット道路は青海省の西寧市からラサに至り、全長は2122㌔。四川・チベット道路は四川の成都からラサに至り、全長は2413㌔。新疆・チベット道路は新彊の葉城県からアリ地区の喝大克(カタイク)に至り、全長は1179㌔。雲南・チベット道路は雲南省の下関市から芒康(マルカム)県に至り、全長は315㌔。中国・ネパール国際道路はラサからシガズェ地区のチャンムに至り、全長は736㌔。


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