
略称:渝(yu)
人口:3060万人
面積:8.2万k㎡
省都:重慶(chongqing)
省政府所在地:重慶市渝中区人民路
六大地域分類:西南
重慶市(じゅうけいし)は中国の南西部、長江上流に位置し、湖北、湖南、貴州、四川、陝西などの省と隣接し、総面積8万2400k㎡。重慶は中国西南の水路と陸路の要で、工商業の重点都市。現在は、経済構造の総合的な改革の試験都市。四直轄市の一つ。
歴史
重慶市には約2万年前の旧石器時代にはすでに人が生活していた。新石器時代に入ると村落が形成され、夷・濮・苴・奴・賓・共などの民族に分かれて暮らしていた。約3、4千年前には重慶を中心とする強大な奴隷制の部族連合が成立しており、「巴」と称していた。紀元前316年、秦が巴を滅ぼして巴郡をおいた。漢代には江州、その後、荊州、益州、巴州、楚州と名前を変えた。隋代には淪、北宋では恭州と変わり、1189年現在の「重慶」の名前が登場する。以来800年余り重慶と呼ばれている。日中戦争時代には国民党の臨時政府、共産党南方局が置かれた。
観光
大足石刻、縉雲山、北温泉、金仏山等がある。
民族と民族の分布
漢民族を主とし、トゥチャ族、ミャオ族、回族、満州族、イ族、チワン族、プイ族、モンゴル族、チベット族、ペー族、トン族、ウイグル族、朝鮮族、ハニ族、タイ族、リス族、ワ族、ラフ族、スイ族、ナシ族、羌族、コーラオ族など49の少数民族がある。少数民族の人口総数は175万人であり、そのうち、トゥチャ族は人口が一番多く、113万人で、次はミャオ族で、約52万人で、主に黔江開発区の5つの民族自治県とぷ陵地区に分布している。
鉱物
重慶市は鉱産物資源が豊かで、埋蔵量が確認済みのものとしては、主に石炭、天然ガス、ストロンチウム、ボーキサイト、マンガン、石灰石、大理石、スパー、石膏、石英、水銀など38種類があり、そのうち、ストロンチウムの埋蔵量は中国で1位、世界で2位である。
水資源
域内には河川が縦横に交錯しており、水力資源の開発可能な量は749万8200㌔ワットに達し、地下のミネラル・ウォーター資源は中国でミネラル・ウォーターの存在が確認されている三大地区の一つである。
生物資源
重慶は立体的気候がはっきりしており、動植物の種類が非常に多く、観光資源に恵まれており、自然景観と人文景観が備わっている。大自然の雄大さ、壮観さ、険しさ、神秘さが、数え切れないほどの山、水、林、泉、滝、洞窟によってあますところなく具現されている。特色のある観光地としては長江三峡、山城夜景、大足石刻および最近売り出された武隆芙蓉洞、烏江川下り、奉節の天坑地縫などがある。
航空
重慶には、重慶江北国際空港、と万州五橋空港、と黔江舟白空港三つの空港がある。他に軍用の白市駅空港、梁平空港、珊瑚壩空港(廃棄)、広陽壩空港、大中壩空港、九龍坡空港(廃棄)などもある。