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黒龍江省 - 中国データベース

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黒龍江省



黒龍江省, heilongjiang.jpg

略称:黒(hei)
人口:3816.8万人
面積:46.9万k㎡
省都:哈尓浜(ha'erbin)
省政府所在地:哈尓浜市南崗区中山路
六大地域分類:東北


黒龍江省(こくりゅうこうしょう)は中国の東北部に位置し、中国の最北端地域にある。緯度が最高の省であり、東経121度11分~135度05分、北緯43度26分~53度33分。北部と東部は黒龍江、ウスリー川を隔ててロシアと相対し、西部は内蒙古自治区と隣接、南部は吉林省と境を接する。黒龍江省全域の土地面積は45万4000k㎡で、全国総面積の4.7%を占めている。黒龍江省は現在13の地区と市、そのうち省管轄市12、行政公署1、県(市)66、郷(鎮)1211、村14488を管轄している。中国製の蒸気機関車だけでなく、アメリカ、イギリス、日本、ドイツ、チェコ、ポーランドなどの国が製造した蒸気機関車が今でも走っている蒸気機関車の王国。黒龍江省はダイズ、小麦、トウモロコシ、ジャガイモ、水稲などの穀物およびテンサイ、亜麻、乾燥したタバコの葉などの工芸作物がよくとれる。また、黒龍江省には中国最大の油田大慶油田があり、全国最大の生産を誇ったが、近年生産量は急激に低下した。自動車、化学工業、食品、電子、医薬が黒龍江省の五大支柱産業といわれる。 近年はロシアとの国境貿易も積極的に行なわれており、黒河、綏芬河牡丹江、チャムスが国境開放都市に指定されている。その他ハルピンに経済開発区及びハイテク開発区、大慶にハイテク開発区が設置されている。

歴史 anchor.png

古代には粛慎地、漢代には夫余地と呼ばれていた。唐代では渤海国に属し、遼では「東京」、金では「上京」、元では「遼陽」、明では「幹都」と名を変えた。清代1671年に黒龍江のそばに都市が造られ、黒龍江城と名づけられた。のち、「黒龍江省」となる。省都の哈尓浜は約100年前、東清鉄道を敷設したロシアが街づくりをした。
先秦時期には粛慎、ワイ貊、東胡の三大民族系統の先住民がおり、粛慎は漢代には挹娄、魏晋には勿吉、隋唐には靺鞨、金代には女真と称し、清代になって満州の名が起こった。
黒龍江地区に最初に樹立された地方政権はワイ貊系の扶余国で、後に高句麗が分かれた。唐には渤海が起こり、また北方には室韋都督府、黒水靺鞨都督府が置かれた。
契丹は渤海を滅ぼした後、東丹国を樹立した。金王朝は会寧府(今のハルビン阿城市白城)に建都し、後に燕京(北京付近)に遷都した。元代には開元路、水達達路が置かれて遼陽行省に属した。明代には奴儿干都指揮使司が置かれて女真族を間接支配し、清初には寧古塔昂邦章京が置かれ、後に吉林に移り、吉林将軍と改称した。さらに黒龍江将軍が増設され、黒龍江流域の広大な地区を管轄した。
1680年代に清朝はロシア帝国とネルチンスク条約を結び、ロシアとの国境を画定したが、1858年のアイグン条約と1860年の中露北京条約により黒龍江以北、ウスリー川以東の領土を失った。
20世紀初めまでに漢族が大量に移住し、1907年に黒龍江省が新設されるとチチハルに省会(省都)が置かれた。

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料理 anchor.png

ロシア統治時代の名残りで、ハルピン市内にロシア料理の店などがある。
枕のように大きいパンも人気。

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特産 anchor.png

興安林区の松の実。
松茸、ハシバミ茸、やまぶし茸などの60余種のキノコ。
人参、鹿茸、刺五加、防風、がまの油などの薬草。
大山猫毛皮、川獺毛皮などは質が高く有名。
農業特産物は東北半細毛羊、黒龍江哈白豚、濱白鶏、濱北乳山羊、及びウスリー川のサケ、イクラ、キャビア。
食品では紅腸、酒入りチョコレートなど。安達粉ミルク、チーズ、太陽島ビール、五大連池ミネラルウォーターなど。
メノウの主要産地として、メノウの加工品も有名。

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観光 anchor.png

黒龍江省の観光資源の特色は鮮明であり、氷と雪の資源は全国で最高といえる。スキーができる期間は120~140日間に達し、雪の質もよく、降雪も多く、山間地帯の降雪は100~300センチに達することもあり、山の傾斜度もちょうどよく、大型スキー場をつくるのに適した場所が100以上もある。美しい山川、森林、草原、湿地、河川、湖はエコロジー観光を繰り広げる資源の基礎となっている。人文資源も多彩で、いろいろな民俗、長い歴史をもつ少数民族が住んでおり、唐代の渤海国、金の上京会寧府、竜泉府の遺跡がよく保存されている。黒龍江、ウスリー川といった国境地帯を流れる2大河川をめぐって繰り広げられている対ロシア国境地域と多国間旅行は黒龍江省の重要な旅行商品である。ハルビン、大慶、伊春などの都市は北部国境地帯の都市として特色が濃厚である。そのほか、東北のタイガーパーク、タンチョウヅル棲息地、オーロラ、火山噴火口の森林および大工場(鉱山)、広大な農業地帯、大油田などの工業、農業の観光資源があり、これらはすべて特色のある観光を発展させるための物質的基盤である。黒龍江省全域はすでに自然保護区が84カ所(そのうち国家クラスのものが7カ所、省クラスのものが17カ所)も設置され、総面積は230万ヘクタールで、黒龍江省全体の面積の5.05%を占めている。

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行政区画 anchor.png

黒龍江省は下部に12地級市と1地区を管轄する。

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黒龍江省地図 anchor.png

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民族と民族の分布 anchor.png

黒龍江省は多くの民族が住んでいる省である。1990年の第4回全国国勢調査によると、黒龍江省全域に47の民族があり、そのうち漢族は省総人口の94.3%を占め、各少数民族の人口は200万人で、5.7%を占めている。人口が比較的多い民族としては満州族、回族蒙古族朝鮮族、ダウール族などがあり、人口が比較的少ない民族としてはシボ族、ホーチォ族、オロチョン族、オウンク族、キルギス族などがある。46の少数民族が黒龍江省内各地に住んでおり、ドルパト(杜爾伯特)蒙古族自治県は省内唯一の民族自治地方であり、少数民族の人口が一万人以上の市(県)が51もあり、民族郷(鎮)が68あり、民族村が920ある。黒龍江省全体の平均人口密度は1平方キロ当たり81.7人である。

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地形 anchor.png

黒龍江省は北西部、北部、南東部が高く、北東部、南西部が低い地形となっている。北西部には大興安嶺山地があり、北部には小興安嶺山地があり、南東部には張広才嶺、老爺嶺、太平嶺、完達山などの山地があり、南西には嫩江、松花江などの川があって南から北へとこの黒龍江省を斜めに横断するように流れ、北東部の三江(黒龍江、嫩江松花江)平原、南西部の松嫩(松花江嫩江)平原を形成している。南東には興凱湖がある。丘陵山地の標高は300~1780メートル前後で、黒龍江省全域の総面積の約70%を占め、平原地帯の標高は50~250メートル前後で、黒龍江省全域の面積の約30%を占めている。

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気候 anchor.png

黒龍江省の気候は温帯、寒帯の間の大陸性モンスーン気候である。年間平均気温は-4°~4℃である。気温は南から北へと低くなり、南北の差は8℃である。夏になると、気温が上昇し、降水が多くなり、日照時間が長くなり、農作物の生長に適している。太陽光の資源が豊富で、年間太陽光エネルギーは1平方センチあたり100~120キロカロリーである。春は風速が最大で、南西部は大風が吹く日が最も多く、風力エネルギー資源が豊富である。

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土地 anchor.png

黒龍江省全域の土壌面積は4437万ヘクタールで、土地総面積の97.7%を占めている。黒龍江省の土地条件は全国で一位を占め、土壌の有機物の含有量も多く、農業に適した土壌は黒龍江省全域の土壌総面積の40%を占め、黒土、カルシウム黒色土、草原土の面積は黒龍江省全域の耕地総面積の67.6%を占め、世界でも知られた三大黒土地帯の1つである。黒龍江省全域には現有のものとして耕地が1180万ヘクタールあり、草原面積は約433万ヘクタールで、農業の予備資源面積は479万3000ヘクタールである。耕地と樹林地帯の面積は全国で1位を占め、牧草地の面積は7位を占め、開発を待たれる土地は4位を占め、開墾可能な予備耕地面積は2位を占めている。耕地総面積と開発可能の土地予備資源はいずれも全国の10分の1以上を占めており、黒龍江省の1人当たり耕地と農民1人当たりの営農用耕地は全国平均レベルの約3倍である。

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鉱物 anchor.png

黒龍江省の確認済みの鉱物は131種に達し、埋蔵量確認済みの鉱物は74種ある。石油、グラファイト、ケイ線石、鋳石玄武岩、アスベスト用玄武岩、セメント用大理岩、顔料黄土、火山灰、ガラス用大理岩とカリ長石など10種の鉱物埋蔵量は全国で一位を占めており、石炭埋蔵量は東北の3つの省で1位を占めている。黒龍江省で現在すでに開発・利用されている鉱物は39種に達し、さまざまな鉱物の年間生産額は全国で2位を占めている。

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水資源 anchor.png

黒龍江省は中国でも水資源の比較的豊かな省の1つである。黒龍江省全域には河川・湖が多く、黒龍江、ウスリー川松花江嫩江、綏芬河など五大水系があり、現在湖、ダムが6000以上もあり、水面の面積は80余万ヘクタールに達する。年間降雨量の70%は農作物の生長期に集中し、降水と暑さが同じ季節になり、生物の生長環境としては望ましい。

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生物資源 anchor.png

黒龍江省は全国最大の林業省の1つであり、林業生態系の地位は非常に重要である。黒龍江省全域の営林総面積は3126万ヘクタールで、黒龍江省全域の土地面積の68.9%を占めている。樹林地帯の面積は1919万ヘクタールで、活着した樹木の総蓄積量は15億立方メートルで、森林被覆率は41.9%に達し、森林面積、森林総蓄積量と材木生産量はいずれも全国で一位を占め、国の最も重要な国有森林区域と最も大きな材木生産基地である。森林の樹木の種類は100以上に達し、利用価値の比較的高いものが30以上ある。天然林資源は黒龍江省の森林資源の主体であり、主に大小興安嶺、長白山脈、一部の半山間地帯の県(市)に分布している。
黒龍江省の野生動物は6目20科、86種もあり、全国の種の数の21.6%を占め、そのうちAクラス重点保護指定を受けている種類としてはクロテン、グラッツン、ヒョウ、トラ、ニホンジカなどの5種類がある。鳥類は19目57科、343種で、全国の種の数の29%を占め、Aクラス重点保護指定を受けているものとしてはタンチョウヅル、中華アイサガモ、コウノトリ、イヌワシなどの12種類がある。野生植物は2100余の種類で、そのうち裸子植物は4科、8属、17種で、被子植物は107科、636属、1747種であり、種子植物は111科、644属、1764種である。経済的価値のある野生植物資源の蓄積量は約250万トンで、食用に供するものは25万トン以上であり、野生草類の製紙材料は100余万トンに達し、さまざまな漢方薬草は125万トンに達する。

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エネルギー anchor.png

黒龍江省は国の重要なエネルギー工業基地である。1999年の黒龍江省全体の原炭生産量は6230万トンで、石炭を出荷、輸出する主な省の1つである。電力、ガスも重要な地位を占めている。新中国成立以前、黒龍江省には鏡泊湖水力発電所しかなかった。数10年来、水力発電所と火力発電所が同時に発展をとげ、1999年になると黒龍江省内の大小発電所は200所近くになり、ユニット総容量は約1000万メガワットに達するようになった。水力発電所発電量は14億メガワット時に達している。ハルビン市ガス化学工業総公司所属のハルビン=伊春ガスプロジェクトの日間ガス生産量は189万立方メートルで、建設の総規模は「アジアの最大」である。

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支柱産業 anchor.png

黒龍江省には自動車、化学工業、食品、電子、医薬などの五大支柱産業がある。観光業も大きな発展をとげた。

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農業 anchor.png

黒龍江省はダイズ、小麦、トウモロコシ、ジャガイモ、水稲などの穀物およびテンサイ、亜麻、乾燥したタバコの葉などの工芸作物がよくとれる。

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マスメディア anchor.png

黒龍江省内にはラジオ放送局が12カ所あり、省放送局の第一チャンネルの人口カバー率は73%で、第二チャンネルは37%である。ラジオ保有量は527万1000台である。黒龍江省内にはテレビ局が23カ所もあり、テレビ送信局、中継局が388カ所あり、黒龍江省のテレビ局の人口カバー率は70%である。黒龍江省内のテレビ保有量は472万7000台である。省内の県以上の有線放送局・ステーションは106カ所、郷・鎮の増幅ステーションは1076カ所で、有線放送引込み線は84700キロで、有線放送スピーカーは237万1000台で、入室率は62%である。

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交通 anchor.png

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航空 anchor.png

黒龍江省には現在空路が58本あり、そのうち国内線が51本、国際線が6本、特殊管理線が1本である。ハルビン空港は全国の八大民間航空空港の1つであり、さまざまな大型旅客機が離着陸でき、民間航空はロシアのハバロフスク、北京、上海、広州、瀋陽、西安、ウルムチなどの大都市および省内の主要都市に直行することができる。

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鉄道 anchor.png

黒龍江省内には現在60本の鉄道幹線、支線、連結線があり、鉄道営業距離数は5300余キロ(そのうちローカル線が492キロを上回っている)を上回り、鉄道引込み線は1030キロを上回り、いずれも全国で1位を占めている。綏芬河はハルビンを経由して満州里に至る鉄道はヨーロッパとアジアを結ぶ「ユーラシア・ランドブリッジ」の重要な構成部分となっている。

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道路 anchor.png

2000年における黒龍江省の自動車道路の開通距離数は5万余キロで、8本の国道、26本の省クラス道路、216本の県クラス道路があり、高速道路と1級道路は671キロに達し、2級以上の道路は5313キロに達する。99%の郷・鎮と96.5%の村へバスで行けるようになった。

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水運 anchor.png

黒龍江の水系は中国の三大通航水系の1つであり、黒龍江省内の通航可能な河川は黒龍江、松花江、ウスリー川を中核とし、ハルビン、チャムス港を中枢とし、水運網が全区域を貫いている。チャムス港、同江港はすでに川と海の国際一貫輸送を切り開いている。黒龍江省内の通航できる河川9、湖2、内陸河川の通航距離数は5117キロに達し、全国で2位となっている。年間取扱量が1万トン以上の主要な内陸河川港には、あわせて港、埠頭が331あり、年間取扱い能力は1200万トンに達する。


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