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三体詩



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三体詩(さんたいし)は、南宋の周弼により編集された唐代の詩の選集。南宋末の淳祐年間(1250年)の刊行といわれる。
五言律詩、七言律詩、七言絶句の三つの形式(三体)が入っているので、この名である。
唐詩選』が初唐や盛唐の詩を重点的に採用しているのに対し、『三体詩』は多く中唐から晩唐にかけての詩を選ぶ傾向が強い。

三体詩は、七言絶句、七言律詩、五言律詩の三つの形式(三体)に限り、唐の167人の作、494首を収める。各形式を詩の構成や表現のスタイルによって、合計21の「格」に分類し、それぞれ「実接」「虚接」「前実後虚」などと名づけて解説を加える。その「虚実」の説は詩の表現の理論としてきわめて興味深い。後の明代にできた『唐詩選』が雄健悲壮な初唐、盛唐の詩をおもに選んでいるのに対し、許渾、杜牧など中唐、晩唐の詩を多く採録し、平淡閑雅または警抜華麗な感覚を重んずる。元の僧円至と裴の注を付した三巻本(原題『増註唐賢三体詩法』)がもっとも普及したが、二十巻本、清の高士奇注の六巻本もある。日本でも室町時代の五山の禅僧たちに始まって広く愛読され、刊本の種類が多く、注釈も僧素隠『三体詩抄』、宇都宮遯菴『三体詩詳解』、明治になって野口寧斎『三体詩評釈』などがある。

日本では五山の僧中巌円月が帰国してから三体詩の講義が始まったとされており、三体詩抄の諸本は十数系統におよんでいる。近代文学者でも、森鴎外や夏目漱石など漢詩を製作していた作家は愛読していた。


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