金沙江(きんさこう)は長江の上流部であり、青海省西南部の玉樹チベット族自治州の巴塘河口から、四川省宜賓市の岷江合流点までを指す。全長は2,308km、流域面積は34万平方kmで、落差は3,300mに達する。チベット語でディチュ河と呼ばれる川と部分的に重なる。
青海省西部で発した後、南の崑崙山脈へ向かい、青海省とチベット(西蔵)自治区の境界をなすタンラ山脈の北麓を流れ、チベット東部のカム地方を東西に二分している。東経97度、北緯27-37度付近では、中国の行政区分でいう「西蔵」と「四川」の境界となっている。
また四川から雲南にかけての褶曲山脈地帯では、南東へ流れる金沙江と瀾滄江(メコン川上流部)、怒江(サルウィン川上流部)がそれぞれ深い谷間を刻みながら平行に流れ、三江併流をなしている。
金沙江は古くは「麗水」と呼ばれたが、砂金が産出されることからこの名がついた。
