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吉林省



吉林省, jilin.jpg

略称:吉(ji)
人口:2708.5万人
面積:18.74万k㎡
省都:長春(changchun)
省政府所在地:長春市新発路11号
六大地域分類:東北


吉林省(きつりんしょう)は中国の東北地区の中部に位置し、北は黒龍江省、南は遼寧省、西は内蒙古自治区、東はロシア、南東部は図們江や鴨緑江を境に朝鮮民主主義共和国と境界を接し、日本、ロシア、朝鮮、韓国、モンゴルと中国の東北地区からなる北東アジアの中心部にある。東経122度~131度、北緯41度~46度。省都の長春は、自動車製造の重要拠点であり、全国から優秀な学生が集まる大学の街でもある。また長春は、1932年から1945年までは満州国の首都であり、「新京」と呼ばれた。市内には当時の建築物が多く残っている。吉林省の行政区域は長春市、吉林市四平市遼源市通化市白山市松原市、白城市の8地級市と延辺朝鮮族自治州の1自治州からなる。

歴史 anchor.png

吉林省東部の森林地帯はツングース系狩猟民族の住地であり、中部平原地帯には東夷系の扶余が古くから建国し、扶余から分かれた高句麗も省西南部の集安を拠点に一大国家を形成した。
高句麗滅亡後は辰国(渤海)が敦化の東牟山に建国、後黒龍江省南部の上京竜泉府に都を移した。渤海が契丹に滅ぼされると、女真の領域となり、女真民族は金王朝を樹立して華北を支配、その後、満州族として再び中国全土を征服した。
清初、1676年に寧古塔将軍が吉林に移駐したのが吉林省設置の始まりで、その管轄範囲は現在の吉林省中東部、黒龍江省東南部からウスリー江以東、アムール川以北の広大な地域に及んだ。
1907年、吉林省が正式に設置され、吉林が省都となり、現在の吉林、黒龍江の大部分を管轄し、吉長、浜江(ハルビン)、依蘭(三姓)、延吉の四道を置いて、中華民国時代まで続いた。
その後、鉄道建設によって長春の地位が台頭し、満州国時代には新京としてその首都となった。吉林は依然吉林省の首府であったが、1954年に新吉林省の省会(省都)は長春に移転した。
19世紀以後、特に朝鮮が植民地化されてから、多くの朝鮮人が越境して現在の延吉を中心とする吉林省東部に住み付くようになり、間島(カンド)と呼ばれた。新中国成立後この地域に延辺朝鮮族自治州が成立した。

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料理 anchor.png

朝鮮風の冷麺、満族の菓子類、回族の餃子など、少数民族の料理は風味の良さで知られる。

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特産 anchor.png

朝鮮人参、鹿茸、テンの毛皮、キクラゲ、中央政府の宴会の指定ワインとされる通化ぶどう酒、山菜など。

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観光 anchor.png

吉林省は観光資源にも恵まれている。省都長春市では、傀儡満州国政権関係建物の旧跡、浄月潭森林公園、旧ソ赤軍戦没将兵記念塔、自動車工場団地、長春映画製作所などがあり、文化都市の象徴である吉林大学、長春光機学院や長春大学などの大学もあり、名門ホテルやシャングリラホテルをはじめとする五つ星ホテルなどの施設もたくさんある。吉林市には、竜潭山高句麗山城、北山公園や豊満松花湖がある。集安には、丸都山城、洞溝古墓群、東方のピラミッドと称される将軍墳や好太王碑がある。また、敦化の六頂山渤海古墓群、延吉の城子山山城、通化の靖宇陵園、農安の遼の塔及び伊通の火山群などいろんな名所がある。そして、長白、安図と撫松の三県にまたがる長白山自然保護区には、天池、滝、温泉群や大峡谷がある。

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行政区画 anchor.png

吉林省は下部に8地級市と1自治州を管轄する。

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吉林省地図 anchor.png

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民族と民族の分布 anchor.png

吉林省には44の民族がおり、漢民族を除き、他の43の少数民族の中の朝鮮族、満州族、回族やシボ族は原住民族である。
吉林省総人口の中の漢民族の人口は2481.63万人で、90.97%を占め、各少数民族の人口は246.36万人で、9.03%を占めている。
朝鮮族は東の延辺、吉林、通化や白山市などに、蒙古族とシボ族は西の白城や松原市に、満州族と回族は長春、吉林、通化や四平市に住んでいる。
吉林省内には、朝鮮族自治州、前郭爾羅斯、蒙古族自治県、長白朝鮮族自治県、伊通満州族自治県など四つの民族自治地方がある。
さらに34の民族自治郷(鎮)があり、そのなかには、蒙古族郷が10、満州族郷(鎮)が10、朝鮮族郷(鎮)が7、回族郷は2、満州朝鮮族郷が3、朝鮮族満州族郷が2ある。

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地形 anchor.png

吉林省の総面積は18.74万平方キロ、中国国土総面積の2%である。東西の長さは650キロ、南北の長さは300キロ。南東部は地勢が高く、西北部は地勢が低く、中西部は広大な平原である。
吉林省の東部は、海抜が1000メートル以上の長白山山地と500メートル以下の吉林東部の低い山からなる丘陵地帯である。西は、吉林省の牧畜基地とも言われ、西は地勢の低い松花江遼河平原である。

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気候 anchor.png

吉林省は北半球の中緯度地帯、ユーラシア大陸の東部に位置し、中国の温帯の最北端にあり、亜寒帯にも近い。東は黄海と日本海に近いので、気候は温暖湿潤で、雨もかなり多い。西は海から遠く離れ、蒙古高原にも近いため、気候は乾燥している。全省についていえばは、温帯大陸季節風気候に属し、季節の移り替わりが著しい。ほとんどの地域の年平均気温は3℃-5℃で、年間の日照時間は2200-3000時間、年間の温度の貯蓄量は2700℃-3600℃、年間の降水量は550-910ミリ、霜が降りない期間は120-160日、雨と熱がともに変化するのも特色であり、農作物の成長にとっては有利である。毎年霜が始めて降るのは9月の下旬で、最後の霜がおりるのは翌年の4月の末や5月の始め頃である。

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土地 anchor.png

吉林省は中国の六大森林地帯の一つである。長白山山脈が延々と数百キロも続き、昔からも「長白林海」という名がつけられていた。吉林省全域の営林用地面積は972.26万ヘクタールで、吉林省全体の土地総面積の51.37%を占め、全国で12位である。そのうち、樹地面積は797.67万ヘクタールで、営林用地面積の82.04%を占め、全国で8位である。吉林省の立木の総蓄積量は8.4億立方メートルで、全国で6位である。森林カバー率は42.4%。最高地点は海抜2691メートルの長白山の白雲峰である。
西部の草原は、松(花江)嫩(江)平原の中心部にあり、中国の著名な草原の一つで、羊草の産地として国内外でよく知られている。多年生イネ科牧草と群生イネ科牧草が優位を占め、平原湿地草原に属し、北方における国の肉用牛と細毛種のヒツジの主産地の一つである。
吉林省の利用可能な草原面積は437.9万ヘクタールに達し、西部と東部に集中している。
吉林省の西部はユーラシア草原の最東端にあり、水源が豊富で、草の質もよく、ホルチン(科爾沁)草原の一部であり、吉林省の牧畜業発展の基地でもある。

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鉱物 anchor.png

吉林省は鉱産資源に恵まれ、これまでに確認されている鉱物は136種類もある。そのうち、埋蔵量が確認されているものは93種で、開発、利用されているものは75種。また、22種類の鉱物の埋蔵量は全国で5位以内に入っている。主な鉱物は、石炭の埋蔵量は約21億トン、石油の採掘可能埋蔵量は11399万トン、鉄鉱石の埋蔵量は4.6億トン、金の埋蔵量は全国で13位であり、オイル・シェール、ケイ藻土とケイ灰石など10種類の鉱物の埋蔵量は全国で1位であり、輝岩と二酸化炭素ガスの埋蔵量は全国で2位であり、モリブデン、ゲルマニウムの埋蔵量は全国3位であり、石油の採掘可能埋蔵量は6位である。非金属鉱物は吉林省にとっては優位があるもので、輸出されているものはたいてい非金属鉱物の原料とその製品である。ケイ灰石、ケイ藻土、バントナイト、耐火粘土などは、採掘が十分に確保されている。石油、ガスや石炭の埋蔵量も豊富である。

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生物資源 anchor.png

吉林省は山間地帯資源も豊富で、特に長白山区は野生動植物の資源がもっとも豊かである。吉林省は、内外でも有名な「東北の三寶」――薬用人参、テンの毛皮、鹿茸の産地である。レイシ、オニノヤガラ、不老草、北の黄耆、マツタケ、ヤマブシタケ、カエルの油脂なども国内で名が知られている。
長白山区には、植物資源が2300種もあり、経済面の利用価値が比較的高いものが900種以上ある。薬用植物は870種余り、食用植物は200種以上ある。工業で利用できる品種の良質の樹木は長白マツ、魚鱗松、ヤチダモ、イエロー・パイナップル、オニグルミ、紫ムクゲなどである。野生ブドウ、五味子(ゴミシ)、コケモモ、サンザシなどは酒を醸造する原料として使われている。蜜の原料になる野生植物は300種以上にも達する。陸生動物資源は437種以上もあり、毛皮がとれる貴重な動物としてはニホンジカ、クロテン、カワウソ、オオヤマネコ、東北虎、ヒョウ、花尾鶏などがあり、貴重な薬用植物はアカシカ、ジャコウジカ、クマ、アナグマ、カエル(クイナ)、林蛙などがある。イノシシ、ノロ、キジなどは、経済上の利用価値が比較的高い。

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支柱産業 anchor.png

自動車産業、石油化学工業、食品産業、医薬産業、電子工業

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農業 anchor.png

吉林省は中国最大の商品化食糧の基地で、トウモロコシやダイズや米などが多くとれる。
吉林省は土壌肥沃で、ダイズ、植物油の原料、テンサイ、たばこの葉、麻、イモ類、薬用人参、製薬原料、果物などの栽培に向いている。現在栽培総面積は395.9万ヘクタールに達している。

松花江遼河平原は中国の重要な食糧生産基地で、世界でも有名なトウモロコシの生産地である。
吉林省の一人あたりの食糧保有量、商品化された食糧の比率やトウモロコシの輸出量は連年全国で1位となっている。

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マスメディア anchor.png

2000年の年末までに、吉林省のラジオ放送局は10局となり、ラジオ番組が255チャンネルもあり、中継局は31局。
ケーブルテレビ局は吉林省内に10局あり、テレビ番組は46チャンネル、テレビの送信局や中継局は279局。ケーブル放送テレビ局は10局、県クラスの放送テレビ局は41局、ケーブル放送テレビのユーザは19688万戸で、ラジオ放送とテレビの普及率はそれぞれ94.78%と95.72%である。省全体における行政村の住民がラジオやテレビ放送を視聴することが可能になった。これまでに完成したケーブルテレビ・ネットワーク回線は長さ2 6903キロである。衛星通信センターが3242もあり、マイクロ波中継局が81もあり、マイクロ波回線の長さは3086キロである。吉林省ラジオ放送のチャンネル1と省テレビ局のチャンネル1は、すでに衛星で番組を放送、放映されている。オーディオ・スタジオでラジオ番組を製作することが、今では普通になっている。テレビ番組の製作にも、アナログからデジタルへの転換が完成した。

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航空 anchor.png

吉林省は長春を中心に、吉林と延吉を補完とし、北京、上海、海口、昆明、香港、深圳、韓国のソウルや日本の仙台に直航できる。

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鉄道 anchor.png

吉林省の鉄道は大体北西―南東と南西―北東二つの方向に分かれている。中国の鉄道幹線の一つである京(北京)ハ(ハルビン)線が吉林省を南北に縦断している。吉林省内から、ハルビン、瀋陽、大連、北京、天津、石家荘、済南、南京、上海などの主な都市へは、汽車で直行することができる。吉林省の鉄道は長春を中心に、吉林、四平、梅河口などを主要な中枢とし、京ハ線、長(長春)図(図們江)線、長(長春)白(白城)線、平(四平)斉(チチハル)線、瀋(瀋陽)吉(吉林)線、四(四平)梅(梅河口)線、梅(梅河口)集(集安)線などを幹線と、吉林省内の各地をつなぐ鉄道ネットワークが形成されている。

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道路 anchor.png

2000年の末までのところ、吉林省域の自動車の道路は総計で35216キロに達し、百平方キロごとに18.8キロの道路があるという密度となった。長春から四平まで、長春から吉林まで、長春から営城子まで、長春市をめぐる環状線、吉林から江密峰までと延吉から図們までの6本の高速道路が、すでに完成している。高速道路の総延長はすでに383キロに達した。長春から拉林河までの高速道路(161キロ)は、2002年に開通する。

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水運 anchor.png

吉林省の航行可能な河川は嫩江、松花江、図們江と鴨緑江である。毎年の4月中旬から11月下旬までが、通航できる期間である。内陸河川の航路は1789キロで、内陸河川港が3つ(大安港、吉林港、扶余港)あり、年間の貨物取扱量は140万トンである。


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