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広西壮族自治区 - 中国データベース

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広西壮族自治区



広西壮族自治区, guangxichuangzu.jpg

略称:桂(gui)
人口:4675万人
面積:23.63万k㎡
省都:南寧(nanning)
省政府所在地:南寧市民楽路1号
六大地域分類:華南


広西壮族自治区(広西チワン族自治区:こうせいチワンぞくじちく)は広大な中国の国土の南部、中国沿海地区の南西部にある。陸地総面積は全国の2.5%を占める23万6700k㎡、全国第9にランクされる。広西壮族自治区も中国の辺境地域の省・自治区で、国境沿い、海沿いまた河川沿いの地理的利点を持ち、南西地区の最も便利な海に出る通路で、戦略的位置としては非常に重要な場所にある。
南はトンキン湾に望み、南西部はベトナムと国境を接している。区域の3の2以上を山に囲まれ、その特異な地形によって美しい自然に恵まれている。亜熱帯に属し高温多湿。漢、トゥチャ、ミャオ、回、チーラオ、マオナン、トン、ケイ、イ、ヤオ、チワンなどの民族が住んでいる。森林面積が多く、農業が発達している。主要な生産物に稲、サツマイモ、柚子、オレンジ、バナナ、ライチ、竜眼、シナモン、八角、田七、真珠がある。

歴史 anchor.png

古代、この地は「駱越人」が住んでいた。「駱越人」は「百越」と称された部族の一族。秦では両郡に分かれ、漢代は交州に属した。唐代には嶺南道、宋代には広南西路と広南東路が置かれた。元では湖広行中書省、明代に広西布政使司が置かれ、清代の初めに広西省となる。1958に指定された。

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料理 anchor.png

蛇など小動物を食材にする料理が多い。
トン族の打油茶なども町中のレストランで味わうことができる。
桂林三花酒は南方でよく飲まれる。

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特産 anchor.png

香港、マカオ市場で根強い人気をもつ広西三黄鶏、中華料理に欠かせない香辛料の一つである龍州産の八角、沙田産のユズなど。
壮錦とよばれる民族色豊かな錦などもある。

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観光 anchor.png

(一)自然の景観
1. カースト地形景観
広西チワン族自治区のカースト地形は完ぺきな熱帯カルスト地形の代表的なものである。桂林、陽朔一帯に点在している石灰岩カースト地帯は最も美しく、明の時代の旅行家徐霞客に「緑のハスと玉のタケノコからなる世界」とたたえられたことがある。そのほかに、同自治区北東部、中部、南東部、西部のあちこちでも石灰岩カースト地形を目にすることができる。
2. カルスト洞窟
自治区には洞窟がたくさんあり、景観も美しい。昔から「どの山にも洞窟があり、どの洞窟も奇異なものである」といわれている。カルスト洞窟が約10万もある。さまざまな形をした鐘乳洞の中には、鐘乳石、石筍(石のタケノコ)、石のカーテン、石柱、石蓮、石林などがあり、水が枯れてしまった洞窟である桂林の蘆笛岩、七星岩、柳州の都楽岩、武鳴の伊嶺岩、北流の色漏洞、玉林の竜泉洞、水がわき出ている洞窟の桂林の冠岩、茘浦の豊魚岩、灌陽の竜宮、鐘山の碧水岩、馬山の金倫洞、考古学的調査の出土品の展示に使われる桂林の甑皮岩(中国の代表的な新石器時代の古人類洞穴遺跡)、竜隠岩(断崖に彫られた唐の時代から清の時代までの彫刻200余件が収蔵されている)、柳州の白蓮洞(有史以前の人類文化の重要な遺跡)など著名な洞窟がある。
3. 山々の景観
広西チワン族自治区には標高1500メートル以上の山が数10もあり、ほとんどの山は雄大なスケールのもので、木々が生い茂り、景色が美しく、動物・植物資源が豊かで、猫児山、大瑶山、大明山、元宝山などの山は学術的調査や登山に適している。
4.河川・湖沼の景観
広西チワン族自治区には河川がたくさんあり、水が澄みきっており、奇異な形の山々とコントラストをなし、山と河川が共存する美しい景観をつくり出している。世界的に著名な漓江のほか、景色の美しいものとして融水の貝江、資源の資江、宜山の下規河、大新の黒水河、崇左の左江、寧明の明江などがある。
5、滝の景観
中国とベトナムの国境地帯にある帰春河上流の著名な徳天滝は、幅100メートル余り、高さ約80メートル、三つの流れが重なるようになって勢いよく疾走し落ちてくるようだ。また、資源の宝鼎滝、隆林の冷水滝、靖西三送嶺の滝、竜州響水の滝、上思応天府の滝もよく知られている。
6.泉の景観
広西チワン族自治区には泉がたくさんある。冷泉、熱泉、温泉、沸騰泉がそろっており、温泉が最も多い。竜勝温泉、陸川温泉、象州温泉、全州の炎井温泉、平楽の仙家温泉などがある。これらの温泉は水がたっぷりあり、水温もほどよく適当なもので、体によいさまざまな鉱物質が含まれ、周りの景色も美しく、バカンス、保養、レジャーにとってもってこいの場所である。
7.海の景観
広西チワン族自治区は海岸線が1595キロ、島がたくさんあり、海水が澄みきっていて、砂浜がきれいで、なだらかで、海岸の砂浜の景色が非常に美しい。最も著名な北海の銀灘は、10キロも続く長い砂浜があり、内外の観光客に喜ばれている観光地である。

(二)人文的景観
1. 文化財・古跡と革命ゆかりの地
広西チワン族自治区はながい歴史があり、古代人類、古代建築物、古代文化遺跡・古代水利施設の跡、石刻・墓などの文化財と革命闘争のゆかりの地としての遺跡がたくさんある。中国の国務院と自治区政府の保護指定を受けた重要文化財が140余カ所もある。よく知られているものとして柳州の白蓮洞、桂林の甑皮岩、南寧の豹子頭などの古代人類遺跡、興安霊渠などの古代水利施設の跡、寧明の花山壁画、桂林の王城、容県の真武閣、柳州の柳侯祠、興安の厳関、恭城の孔子廟、合浦の大士閣などの古代建築物がある。また、清朝の頃に起こった農民蜂起--太平天国の発祥地である桂平の金田村、百色の労農赤軍第7方面軍司令部、竜州労農赤軍第8方面軍司令部所在地跡、欽州の劉永福旧居、李宗仁旧居、抗日戦争期の八路軍の桂林事務所などの革命ゆかりの地がある。
2. 民族の風情
広西チワン族自治区にはチワン族を主とする数多くの少数民族が集中して住んでいる少数民族自治区であり、それぞれの言語、服飾、建築物、生活習慣、風俗、祝祭日、民間芸術、特産物、調理法などには、ユニークな民族の特色があふれている。チワン族の三月三歌祭、ヤオ族の達努祭と盤王祭、コーラオ族の走坡祭、トン族の爆竹祭などがある。
3. 現代の建築物と造林芸術
広西チワン族自治区の造林はそれぞれ特色があり、南寧市の公園、植物園は南アジアの熱帯の景観をその特色とし、桂林、柳州の公園は中央アジア熱帯地域の風格を主とし、地元の特徴によって、自然景観(カルスト景観、湖沼景観など)と古代建築物を生かしてそれぞれの特色のある造林芸術が提示されている。

(三)景勝地
現在、広西チワン族自治区には、漓江景勝区、桂平西山景勝区、寧明花山景勝区など三つの国家クラス景観区がある。また、隆安の竜虎山景勝区、貴港の南山-東湖景勝区、百色の澄碧問景勝区、陸川の謝魯山荘景勝区、三江の林渓-八江景勝区、鹿寨の香橋岩景勝区、北流の勾漏洞景勝区、容県の都嶠山-真武閣景勝区など29カ所の自治区クラス景勝区がある。太平天国の金田蜂起旧跡、容県経略台の真武閣、三江程陽の風雨橋、合浦県の大士閣、寧明花山崖の壁画、興安県の霊渠、中国労農赤軍第7方面軍司令部所在地跡と第8方面軍司令部の右江革命軍事委員会跡など国家クラスの歴史的文化財保護指定を受けているものが7カ所もある。自治区クラスの歴史的文化財保護指定を受けたものが220カ所もあり、また、北海の冠頭嶺の国家森林公園、桂林の国家森林公園、南寧良鳳江の国家森林公園、三門江の国家森林公園、桂平竜潭の国家森林公園、隆勝温泉の国家森林公園、上思と防城の十万大山国家森林公園、元宝山の国家森林公園、八角寨の国家森林公園、姑婆山国家森林公園、大桂山国家森林公園などの国家クラス森林公園が11カ所ある。北海銀灘観光リゾート地は国家クラスの観光リゾート区である。

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行政区画 anchor.png

広西壮族自治区は下部に14の地級市を管轄する。

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広西壮族自治区地図 anchor.png

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民族と民族の分布 anchor.png

広西は多民族地区であり、チワン族漢族ヤオ族、ミヤオ族、トン族モーラオ族マオナン族回族ジン族イ族、シュイ族、コーラオ族等12の民族があり、そのほか25の少数民族の部族がある。1999年、広西の4713万人の中で、少数民族は1795万6000人で、38.1%を占め、中国で少数民族の一番多い自治区である。その中でチワン族の人口は1538万で、全区総人口の32.6%を占めている。チワン族は集中的に分布しており、約95%のチワン族の人たちが広西チワン族自治区に居住し、残りは雲南、広東、貴州、湖南、四川などの省に分布している。

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地形 anchor.png

広西壮族自治区は雲南・貴州高原の南東部の端に位置し、地勢は北西が高くて南東が低く、標高は最高2141㍍である。

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気候 anchor.png

広西壮族自治区は低緯度地域に位置し、南は熱帯の海に臨み、北は南嶺の山地で、西は雲南--貴州高原、域内では河川が縦横に流れており、地理的環境は複雑な様相を呈している。
広西壮族自治区は気候がさまざまで、夏は長く冬は短い。気候の区画から見れば、同自治区の北部は中央アジア熱帯気候に属し、南部は南亜熱帯気候に属している。地形から見れば、北部と西部は山間地の気候の特徴があり、「立体的な気候」が顕著で、気候によって生態環境も多様な様相を呈している。南部は温暖で湿度の高い海洋気候の特徴があるため、冬が短く夏は長い。年間平均気温はセ氏16~23度、平均気温で言うならば、北部の夏は4~5カ月も続き、冬は約2カ月も続く。南部は5月から10月までは夏で、冬は2カ月足らず、沿海地域は冬がほとんどないような状態。
降雨量は1000ミリ~2800ミリで、防港市東興区の降雨量が最も多く、2822.7ミリに達し、降雨量の最も少ないところは田陽県で、約1100ミリである。年間における太陽光照射総量は90~100キロカロリー/平方センチ・年に達し、日間平均気温はセ氏10度かそれを上回り、累積気温はセ氏5000度~セ氏8300度で、240日~358日も続く。降雨量と熱資源の分布は北から南に向って増える傾向にある。4~9月の降雨量は年間における降雨量の75%を占め、雨季と夏が重なっているため農業生産に役立っている。
また、広西壮族自治区は気候がよく変わり、災害をもたらす気候も多い。同自治区はモンスーンによる降雨と気温の変化がよく現れ、日干ばつ、水害、春の嵐、寒露の頃の台風、雹など災害をもたらす気候によく見舞われる。西部地区では春はよく干ばつに見舞われ、東部地区では秋に干ばつに見舞われる。雨季に降る大雨、豪雨があまりにも集中し降るため、毎年水害が発生する。南部沿海と融江流域において発生回数が特に多い。春と秋の雨季に北部の強い寒気が南下する影響でほとんど毎年の春に春のあらしと秋の寒露の頃の台風に見舞われ、農業生産に損害をもたらす。毎年の4~7月には、大風がよく吹き、影響を及ぼす範囲と度合いもかなり大きい。また、西部地区では毎年ひょうが降るため、冬季の農作物と果樹の生産にマイナスとなる。
広西壮族自治区各地の年間平均気温はセ氏17~22度で、最も寒い1月は日間平均温度はセ氏5.5度~15.2度、最も暑い7月はセ氏27度~29度である。ここ数年来の各地の極端な最高気温はセ氏36度~セ氏42度で、極端な最低気温は普通セ氏マイナス6度~0度である。年間平均気温と1月、7月の平均気温の分布の特徴は北から南へ少しずつ高くなり、渓谷平原から丘の山間地帯へとだんだんと高くなり、西部は東部より高い。年間平均気温が最低の資源県は最高の北海市と比べて、6.2度の差がある。セ氏21度の等温線は西部地区の北緯24度線と南東区の北回帰線と一致している。この線以南は南亜熱帯気候区域に属し、そのうち南部沿海地区と左江、右江渓谷一帯は年間平均気温がセ氏22度を上回る。セ氏21度の等温線以北は中央アジア熱帯気候区に属している。各限界温度の最初の日と最後の日は持続日数と累積気温から見れば、各地で大きく違っている。累積気温がセ氏10度であるかそれを上回る南部沿海地区と左江および右江渓谷は8000度以上に達し、最高は8306度に達する。北部の山間地帯の資源県、楽業県、南丹県などがわりに低く、6200度を下回り、最低は4975度、3300度と違っている。その分布の特徴と年間平均温度は似ており、南部は北部より高く、西部は東部より高く、渓谷平原は高い山間地帯より高く、10度かそれを上回る累積気温の最初の日の分布の法則とセ氏10度かそれを上回る累積気温の分布の法則とが一致し、最後の日はそれと逆で、最後の日の東西の違いはそれほど大きくなく、南部沿海地区の最初の日は2月中旬以前から始まり、東北部山間地帯より40日も早い。西部の左江、右江渓谷の最初の日は1月末で、東部の梧州、玉林地区より20日も早い。セ氏10度かそれを上回る日間平均気温は最初の日と最後の日の分布にはそれ相応の特徴がある。つまり、南は長く北は短く、西は長く東は短く、渓谷平原は長く、高い山間地帯は短い。南部の合浦は340日間も続き、北部の桂林市より77日も多い、西部の百色は東部の梧州より44日も長い。緯度の同じく柳州盆地は金秀山区より25日長い。各地の無霜期の違いも大きく、284日~365日で、その分布の法則は年間平均気温と一致している。そのうち欽州、玉林、南寧といった三つの地区の大部分と河や湖沼地域の南西部、百色地区の南東部の無霜期は340日間以上で、特に欽州、玉林の南部、都安の南東部と左江、右江渓谷の無霜期は約360日間も続き、冬はほとんどない。金秀、資源、灌陽、興安、賀県、楽業などの無霜期は短いと言えるが、それでも284~298日に達する。他の地域は300~340日である。
低温で水稲の立ち枯れをもたらす春の気候と秋の寒露の嵐によく見舞われる気候は広西壮族自治区の主な農業気象災害である。2~4月には、北からのかなり強い寒気が南下し、南の暖かい湿気と合流し、長期間の低温多雨の気候となり、早場米の適時の種まきに影響を及ぼし、ひいては大量の立ち枯れをもたらす。統計データによると、中程度以上の立ち枯れをもたらす気候に10年に8回は見舞われる。寒露の前後には、北からの寒気が南へ流れ始め、より強い寒気にぶつかると、低温の天気になり(寒露の嵐となる)、おくて米の正常な出穂を、開花、乳熟に影響を及ぼす。

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土地 anchor.png

広西壮族自治区は面積が広く、亜熱帯気候に属し、降雨量がたっぷりあり、熱量資源が豊かなので、樹木の生長に適している。域内にはさまざまな天然次生森林と人工樹林が分布しており、森林資源が豊かで、中国の南部における重要な森林地区の一つである。
1990年の第5回森林資源連続再検査と近年の再検査結果によると、広西壮族自治区の森林資源の現状は林業用地面積は1319万5700ヘクタールで、同自治区土地総面積の55.54%を占める。そのうち、樹林面積は813万ヘクタールで、林業用地面積の61.6%を占める。灌木林面積は157万ヘクタールで、11.9%を占める。まだ森林となっていない樹林面積は162万ヘクタールで、12.3%を占める。森林に適した樹林面積は187万ヘクタールで、14.2%を占める。森林の種類によって分ければ、材木林面積は376万8700ヘクタールで、79.06%を占め、防護林面積は85万9600ヘクタールで、17.94%を占める。薪炭材林面積は12万9600ヘクタールで2.7%を占める。特有森林面積は1 万4400ヘクタールで、0.30%を占める。

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鉱物 anchor.png

北部湾の南東部海域で北部湾盆地と鶯歌盆地という海底天然ガス・石油田が2カ所が発見されている。北部湾盆地の天然ガス・石油田の面積は3万8000平方キロで、堆積の厚さは1万メートル近くで、天然ガス・石油資源は22億5900万トンあると見られており、開発の見通しは明るい。鶯歌海底盆地は主に北部湾湾口地域に分布しており、確認済みの天然ガス・石油の埋蔵面積は5万4000平方キロで、天然ガス埋蔵量は900億立方メートルで、今までに中国で発見された最大のガス田であり、埋蔵量は5 億9000万トンと見られている。北部湾海底の沈殿物の中には豊かな砂鉱があり、主にチタン鉄鉱、金紅石、ジルコン、モナズ石、石英砂、セノタイムなどがあり、前の4種類の鉱物は優位のあるもんである。

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水資源 anchor.png

広西壮族自治区は水資源が豊かな省・自治区である。水資源は主に河川の地表を流れる雨水と域内に流れ込む河川によるものであり、河川を流れる水は地表水と地下水の排出量をも含み、河川を流れる水と地下水の補填量の間にはお互いに転化しあう関係がある。広西壮族自治区における長年の平均水資源総量は1880億立方メートルで、全国水資源総量の7.12%を占め、全国で5位。広西壮族自治区域内に流れ込む水量は716億7000万立方メートルで、1996年における同自治区の一人当たり水資源保有量は4138立方メートル、一ヘクタール当たり7.2立方メートルで、水資源の開発・利用の面で、河川を流れる水は23%、地下水は9.2%である。
広西壮族自治区全域の河川流域には面積50平方キロ以上の雨水が流れ込む河川が合わせて937本もあり、総面積は236万4275平方キロで、そのうち、面積が1000平方キロ以上の雨水が流れ込む河川が69本もある。主な河川は珠江流域の西江水系、長江流域の洞庭湖水系、南部の海に流れ込む地域、百都河・紅河水系にそれぞれ属している。

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生物資源 anchor.png

広西壮族自治区は北熱帯、南亜熱帯、中亜熱帯にまたがっており、自然の生態環境に恵まれており、多様で複雑な野生の動植物資源がある。異なる種類の森林では、東南アジア大陸熱帯、亜熱帯特有の霊長類動物、鳥類、有蹄類哺乳動物、肉食類動物、水陸両生爬虫類動物などが生息しており、希少な植物が生えており、種類も多く、分布も広い。そのほかに、北部では古北界種類の動植物が多く存在する。
広西壮族自治区は植物資源が豊かで、1670余属、6000余種、289科があることが確認されている。そのうち、喬木、亜喬木が120科、480余属、1800余種もある。国が公布した絶滅の危機に瀕している保護指定を受けている389種類の植物うち、広西壮族自治区には113種がある。そのうち、国の1級保護指定を受けている8種の植物の中で、3種類が同自治区にある。国の2級保護指定を受けている143種の植物のうち、47種類が同自治区にある。国の3級保護指定を受けている222種の植物のうち、63種類が広西壮族自治区にある。
中国の希少植物資源であり、「植物のパンダ」と称されている銀杉は古代植物に属するものであり、それは最も早い時期に同自治区で発見されたものである。また、竜州の艦木玉、資源のモミ、那坂の擎天樹、猫児山の華南ツガ、広西ヘゴ、金花茶などがあり、経済的価値のある昆虫資源としては、セラック、五倍子、ハチミツ、イボタロウムシ、虫のお茶がある。野生の工芸植物と特殊な用途のある樹木、灌木、草本にはさまざまなものがあり、森林の樹木を加工して抽出できるものとしてはロジン、安息香、タンニンエキス、ゴム、ウイキョウ油、桂皮油、ビャクラン油、茶油などがあり、菌糸栽培によるものとしてはさまざまなシイタケ、キクラゲがある。
広西壮族自治区の主な希少植物は43種、22科、36属あり、だいたい4種類に分けられる。生き残っている希少樹種が4種類、希少な用材樹木類が20種、経済価値のある希少な樹種が7種、希少な観賞用樹種が12種もある。
地理的分布から見れば、主に広西壮族自治区南西部にある高温で湿度の高い熱帯地域と南アジア熱帯常緑広葉モンスーン樹林、広西壮族自治区南部、南西の北熱帯、南アジア熱帯の十万大山、大容山、六韶山、六万大山、大明山および中央アジア熱帯にある大瑶山、九万大山、元宝山などの山間地、広西壮族自治区北部の竜勝花坪森林地帯、興安、猫児山自然保護区などの地に分布している。
広西壮族自治区の主な貴重樹種には銀杉、ヘゴ、擎天樹、馬尾松、モミ、短葉トガサワラ、福建コノテガシワ、油杉、ツガ・スギ、長葉ナギ、アカバノキ、ハナズオウ、クスノキ、広西アオウメ、オオバモクレン、蘇木、金花茶、ハンテンボク、イチイ、八宝樹などがある。
広西壮族自治区において生息が確認されている鳥類は530の種と亜種があり、19目、56科に属し、全国の1186種の44.7%を占めている。動物類は113種、10目、32種に属し、全国の450種の25.1%を占めている。両生類は152種、3目、11科に属し、全国の320種の47.5%を占めている。そのうち、スッポン類が20種もあり、全国の24種の83.3%を占め、トカゲ類は39種、全国の117種の33.3%を占め、ヘビ類が93種で、全国の173種の53.7%を占めている。国の野生動物保護法によると、重点保護指定を受けている野生動物のリストは二つの等級に分けられ、広西チワン族自治区には1級保護指定を受けている野生動物が24種、2級保護指定を受けているのが119種で、また経済的価値のある薬用動物や観賞用動物もたくさんある。
広西壮族自治区における霊長類動物(主にサルの種類)もかなり豊かで、全国の18種類のうち10種があり、広西壮族自治区全域に分布しており、南西部が最も多い。主にワタボウシルトン、フランソワルトン、ロリス、テナガザル、アカゲザル、アッサムモンキー、ベニガオザル、四川ベニガウザルなどがある。その中のアカゲザル(ガンジス川サル)は広西サルとも称されており、広西壮族自治区においては頭数が最も多く、幅広く分布している。ワタボウシルトンは広西壮族自治区特有の動物である。
広西壮族自治区に野生の動物類は120余種あり、広西壮族自治区全域に分布している。
野生の食肉目は主にインドオオジャコウネコ、ブツジャコウネコ、マレージャコウネコ、インドヒメマングース、カニクイマングース、イタチ、キエリテン、カワウソ、華南トラ、ヒョウ、クマ、ヤマイヌなどがある。
齧歯目はクロオオリス、白斑ムササビ、チュウゴクヤマネ、タイワントゲネズミ、中華タケネズミ、シロリスなどがある。
翼手目はキイロコウモリ、キツネコウモリなど。
偶蹄目はイノシシ、アカシカ、タイワンカモシカ、ヒマラヤジャコウジカ、ニホンジカ、ゴーラルなどがある。
鳥類は広西壮族自治区にたくさん生息しており、全区域に分布しており、合わせて400余種もあり、全国の約34%を占める。よく見かけられる鳥類はセキショクケイ、アササギサイチョウ、オナガヒロハシ、ズアカキヌバネドリ、アオムネハチクイ、コジュケイ、キジバト、カノコバトなど。
両生類は61種もあり、主にオオサンショウウオ、フトイモリ、チュウゴクアマガエル、カワウソガエル、華南アマガエル、シロアオガエル、デニスアオガエル、ハナトゲガエル、 タケノハガエル、ヒキガエル、カリンコノハガエル、アジアヒキガエル、ヘリクロヒキガエルなど。
爬虫類は126種あり、主にマルスッポン、スッポン、キンセンガメ、ウミガメ、オサガメ、タイマイ、ウミラッセルクサヘビ、アオハブなど。陸地でよく見かけられるのはウワバミ、キングコブラ、コブラ、マルオアマガサ、タイワンアマガサ、シャマハブ、ラッセルクサヘビ、アオハブなど。
トカゲ類はミヤビラシトカゲ、オオトカゲ、オオヤモリ、瑶山ワニトカゲなど。そのうち、オオヤモリは同自治区の著名な薬用動物で、全国の80%を占めている。著名な瑶山ワニトカゲは同自治区特有のもので、中国の特産物である。
北部湾海域は熱帯海洋に属しており、さまざまな魚類の生息・繁殖に適し、そのうえ陸地河川の大量の有機物と栄養分を含む塩類が海洋に流れ込むことで、北部湾は中国における生物の生産量の高い海域となっている。
熱帯に近い地域としての海洋生物資源に恵まれている。北部湾は中国の著名な漁場であるばかりか、中国の海洋生物種資源の宝庫でもある。沿海の砂浜にあるマングローブ樹林の面積は、全国の40%を占めている。浅海の海辺近くにあるサンゴ礁は、生態系と学術研究の面で大きな価値がある。
広西壮族自治区は魚・貝類が500余種もあり、そのうち50種類は捕獲する経済的価値がある。最もよく知られているのはフエダイ、クエ、サワラ、マナガツオ、マダイ、イトヨリダイなど10余種もあり、その他の海産物のうち、スルメイカ、イカ、アオカニ、クルマエビ、アカガイ、ハマグリ、ホタテガイなどの品種があり、優れた品質と無公害で内外で喜ばれている。魚類の資源総量は75万トンで、そのうち、海底に生息している魚類の資源総量は35万トンで、資源総量の47%を占め、捕獲可能な水産量は約40万トンとなっている。
魚類が集中して生息している区域は二つある①北部湾沿岸区 主な経済的魚類はマルアジ、トカゲエソ類、マダイ、サワラ、サッパ、ハモ、ウルメイワシ、ナマズ、オオサガなど30余種で、そのほかにスルメイカ、イカ、タコおよび20余種のエビ類がある。

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エネルギー anchor.png

広西壮族自治区は北部湾の潮の干満がひんぱんにくりかえされる区域にある、潮の格差が大きく、大きな潮汐エネルギーを発生させることができ、開発・利用の展望はすばらしい。
発電容量500Kw以上の開発条件を持つ港湾が18カ所もあり、年間発電量は10億8000万KWHとなる見込みで、そのうち、年間発電量が1億KWHを上回る港湾が4カ所あると見られており、特に竜門港の発電量は2億7000万KWHに達し、発電総量の四分の一を占める。
竜門港、真珠港、防城港、大風江口、北海港、鉄山港など6カ所の港湾に対する初歩的な推定によると、潮流エネルギーは合わせて1270KW、海流エネルギーは180KWで、蓄積量がそれほど大きくない。
広西壮族自治区沿海の波力エネルギー資源は約52万KWで、その中の大陸沿岸の波力エネルギー蓄積量は23万KWで、島の波力エネルギー蓄積量は29万KWで、開発利用可能な波力エネルギーは約5万KWで、蓄積量が比較的に少ない。
大苗山・大明山、十万大山以東、大瑶山-大容山以西の湖南—広西=海口--湛江鉄道沿線の両側地帯は、地形が平坦で広々としており、冬のモンスーンの南下と夏のモンスーンの北上の主なルートであるため、同自治区において風力エネルギー資源に恵まれる地域であり、そのうち欽州沿海地域と湖南――広西回廊では豊かで、風力エネルギーによる発電、農産物・副業産物の加工、揚水なに利用されている。

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マスメディア anchor.png

新聞は広西日報、南寧晩報。
放送局は広西人民放送局、広西テレビ局。
出版社は広西人民出版社、漓江出版社、広西民族出版社など。

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航空 anchor.png

広西壮族自治区には桂林の両江国際空港と南寧、北海、柳州、梧州などの五つの空港があり、23社の航空会社が経営する109本の航空ルート(国内ルートは99本、ローカル航空ルートは5本、国際ルートは5本)があり、運営距離は8万9700㌔(重複距離は含まず)、航空機はボーイング777、757、A320などが使われている。1998年においては、さまざまなフライトを14万3100機(回)を保障し、その中、上空を通過したものは9万3500機(回)、地元空港を離着陸したものは4万9600機(回)である。旅客輸送量は延べ301万人、貨物輸送量は3万3700件である。

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鉄道 anchor.png

1999年末現在、広西壮族自治区の鉄道開通距離は3120㌔に達している。国の一級幹線鉄道南寧=昆明線の開通および数本の国有幹線と広西沿海鉄道網の拡充と改造に従って、広西の鉄道の総輸送能力は大きく向上し、道路網の配置状況も大きく改善され、広西沿海部の港と南西地区を結ぶ鉄道網は主要な輸送ルートとしての役割が発揮できるようになった。

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道路 anchor.png

広西壮族自治区の道路はクモの巣のように、四方八方に通じ、縦横に交錯している。1999年末までのところ、全区の道路の開通距離は5万1378㌔、二級以上のハイグレード道路は3283㌔に達した。広西壮族自治区では基本的に地区と都市で二級以上のハイグレード道路、県はアスファルト道路、郷・鎮は一般的道路が通るようになっている。

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水運 anchor.png

広西は中国で唯一の海沿い、辺境沿い、河川沿いの地理的環境に恵まれた少数民族自治区である。広西は南は海に臨み、中国で唯一の海に面した少数民族自治区で、広西の大陸海岸線は1595㌔、島の海岸線は605㌔に達する。広西の海岸線は曲がりくねっており、港湾が多く、東は英羅港から、西は北侖川までの海岸線に沿って、21の港があり、大きなものとしては防城、北海、欽州、真珠、鉄山などの港があり、すでに完成した1万㌧以上のバースは18カ所、工事中の1万㌧以上のバースは2カ所、防城、北海、欽州の三つの港の年間取扱能力は1256万㌧に達している。これらの港は水が深く、風をさけることができ、波が小さく、海岸線がまっすぐで、潮の受容量も大きく、泥の回流も少ないなどの好条件に恵まれ、中国西南部と大陸最南端の最もよい海への出口であり、香港と澳門地区と東南アジア諸国の港にも近い。マラッカ海峡を出て、北は南アジアへ、西はコロンボを経由してペルシャ湾地区と東アフリカへ、東はグアム島へ、南はフィリピンのサンボアンガ、インドネシアのメナドを経由してシドニーへ通じる。


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