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招待状のマナー - 中華料理大全


招待状のマナー



中国ではかつて宴会を催す場合、招待状を使いの者が届けて回り、出欠の返事をもらう習慣があった。それは請帖と知単の2種類の形式からなり、請帖が日時や会場などが書かれてあるだけなのに対し、知単は序列によって招待者全員の名が書き連ねてあるところに違いがあった。知単が回ってきたら、そこに書かれてある招待者の顔ぶれを見て、出欠の判断をしたといわれる。現在は日本と同様の招待状が郵送され、相手に届けられる。

招待状を送る anchor.png

宴会の規模が大きくなるほど、招待状は早く出さなければならない。
日本国内での宴席であれば、市販の招待状や印刷会社が用意しているものを使用すればよい。
中国での宴席であれば、中国式の招待状を送る。
中国では招待状を「请柬」(請柬)あるいは「请帖」(請帖)といい、祝祭日や会議、祝典や祝い事に人を招くときに用いる。
請柬の色や様式はその宴席の内容によって異なるが、中国では赤が喜ばしく縁起のよいものとされているので、赤い色のものが多い。請柬はほとんど精緻な芸術品ともいえ、文房具店や美術芸品店で入手できる。企業や会社では、自社の特色を持った独自の物を用意している。
封書の表面には「请柬」あるいは「请帖」の二文字を記し、その中に収められた「请柬」つまり招待状本体の第1行目には、招待する人、あるいは職場などの名称を記し、行をかえて具体的な内容、例えば結婚、誕生日、茶会、招待会などと記し、時間や場所を明記する。大規模な宴席の場合には、座席やテーブルの番号も指定しておく必要がある。
末尾には敬意を表して「歓迎光臨」「致以敬礼」「致以敬意」「惠願」などと記し、招待者側の氏名や職場の名称、そして発信日時を記す。
特別な注意事項、例えば「この招待状はお一人様のみ有効」というような事項は招待状中に明記しておく。
请柬は手紙や通信とは違い、例え招待する人がすぐそばにいても必ず送って敬意を表するのが中国の習慣である。
请柬の文は簡潔明瞭、しかも心のこもった礼儀正しいものでなければならない。

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招待状が届いたら anchor.png

招待状を受け取ったら、その時点で出席する意思があれば「出席」の返事をすみやかに出す。日程がはっきりしないからと締切日までギリギリ待って返答をするのは失礼。招待状が届いたらすみやかに返事をする。
返事を出すときは、招待状に書かれてある宴会の主旨を十分把握し、返信する。

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日本の場合 anchor.png

通常、招待状には返信用のハガキが同封されている。出席する場合、「御出席」の「御」の字と、「御欠席」の三文字を線を引いて消す。欠席の場合は反対。また、「御芳名」の「御芳」のニ文字も線を引いて消し、その下に自分の名前を書き入れる。返信ハガキの表には招待者の住所と名前が書いてあるが、招待者の名前の部分が〇〇行(〇〇は招待者の名前)となっている。この「〇〇行」の「行」の字を線を引いて消し、「様」に書き換える。招待者名が法人や団体なら「御中」にする。

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中国の場合 anchor.png

招待状を受け取ったら、24時間以内に主催者あてに参加の可否を連絡するのが礼儀である。
招待状に「请答复」(お返事ください)と書かれていたら、なおさら早急に返事をしなければならない。また「不能出席请答复」(欠席の方はお返事ください)とある場合、たとえ出席する場合でも返事をすべきである。
面と向かって口頭で約束したり、電話で確認済みの場合、その後から届いた招待状や手紙には注意を促す意味で「备忘」(備忘)と上に書かれているが、この場合には返事をしなくてよい。
宴席に出席する前には時間や場所、配偶者と一緒に出席してよいかなどを確認しておく。中国の習慣では、妻や子供であっても宴席に招待されていない限り帯同して参加してはならない。

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出席の返事をして欠席する場合 anchor.png

出席の返事を出したが、なんらかの理由で出席できなくなってしまった場合、欠席することがはっきりした時点で招待者側に事情を説明し、お詫びをする。




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