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点心 - 中華料理大全


点心



点心とは、「心を点じる」、つまり料理を食べ終えたところで、ここに一堂に会することができたことへの感謝の気持ちをもう一回込める、という意味からきた言葉である。

点心は大きく2種類に分けられる。甘い点心と、甘くない点心とである。

一般に甘い点心は月餅や羊羮などの菓子や食後のデザートをさし、甘くない点心は春巻、餃子、焼売などの軽い食べ物をさす。そこで甜点心、鹹点心と分けていうこともある。

コース料理の中で甘い点心は必ず出されるが、甘くない点心はそうとは限らない。また、両方が出されることもある。順番としては、スープの後にまず甘くない点心が出され、次に甘い点心が続く。この場合は少なくても2品ずつ、宴会の規模によっては4品ずつだったりもする。

点心はコース料理の最後に出されるのが基本だが、品数の多い宴会になると、気分転換のために途中で挿入されることもある。また、北京の格式ある宮廷料理店「〔倣膳飯荘〕」のように、前菜と羊羮や練り切りなどの甜点心を3~4品、盛り上げて出すところもある。清朝末期の権力者であった西太后が甜点心をとりわけ好んだことから、このようなスタイルがとられる。

日本では点心として「杏仁豆腐」や「マンゴープリン」、「タピオカのココナッツミルク」などを出す店もあるが、これらは厳密には甜点心ではなく、甜菜である。甜菜とは、口直しとして出される甘味の強い料理のことであり、甜点心がデザートなのに対し、甜菜は料理である。宴席料理などではスープと点心の間に出される。料理の途中で出される甜菜は必ずメニューに料理名が記載されるが、点心はメニューに「点心」とだけ書いて、個々の名が載らないことが多い。
とはいっても、家族や友人同士で単品注文による食事をするときは、甜点心と甜菜の違いなど気にしなくてもよい。デザートに「杏仁豆腐」でも「マンゴープリン」でも「タピオカのココナッツミルク」でも「ごま団子」でも、好きなものを頼めばよい。正式な宴席でもない限り、中国人もそこまで厳密に区別したりはしていない。

ちなみに、点心の別名は「小吃」であるが、その小吃の範囲は広く、料理(菜)との区別は少量であるかどうかである。例えば、春巻も大皿に盛って出せば料理(菜)であるが、小皿に小さく2個だけ並べてお茶と共に食べれば点心ということになる。




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