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杏花村竹葉青酒 - 中国酒大全

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杏花村竹葉青酒



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杏花村竹葉青酒は、山西省汾陽県杏花村産の薬酒で、酒精度は45度。糖分は10%。ほろ苦さと甘さが調和した美酒で、全国優良酒に選ばれている。

竹葉青酒は古くから醸されていた名酒で、西暦200年代の人が美酒を称えた文献の中に、いち早く竹葉青の名が見える。

西晋の初年に張華(232~300)が「蒼梧竹葉青」と書いたのをはじめとして、張協の『七命』の詩にも「荊南の鳥程、豫北の竹葉」の文字が見える。竹葉は、もちろん酒のことである。

南北朝になると、南梁の簡文帝蕭綱(503~551)がその詩に「竹酒は澄んで芳し」という言葉を使っており、北周の廋信(513~581)の詩にも「三春竹葉酒」という句がある。
人々がいかに竹葉酒を愛していたかを、如実にものがたっていらる。
唐代の詩人杜甫もまた竹葉青を詩に詠んでおり、唐代に入っても美酒として人々に愛されていた。

竹葉青酒の生産が飛躍的に伸びるのは宋代に入ってからで、当時は杭州、成都、泉州の竹葉青が天下に知れ渡っていた。『水滸伝』のなかにもたびたび竹葉青が登場し、梁山泊の好漢たちに愛飲されている。

竹葉青酒の醸造法は、昔と今ではちがう。はじめは、酒の中に竹の若葉を浸し、その色と清々しい香りを得ていた。紹興酒のなかの竹葉青は、今でもその方法を守っている。
しかし、白酒ができてからは、ベースになる酒も白酒が主流となり、配入する材料も多種多様になった。現在、中国各地で醸造されている竹葉青のなかでは、この杏花村汾酒廠の酒が最高である。

竹葉青酒の酒液は緑色がかった黄金色で透明。甘く濃い芳香がある。ほろ苦いが強烈な刺激はなく、口にやわらかく、汾酒とそれに浸した薬材がかもす独特の風格がある。適量ずつ飲むと内臓をととのえて気を通じ、造血、消痰、解毒、利尿、肝臓を強くする効能がある。

竹葉青酒は、酒精度70度の汾酒を原酒にして、12種の貴薬材と氷砂糖を配入して醸造する。その薬材が竹葉、梔子(消炎、利尿に効く)、当帰、広木香(健胃、整腸に効く)などで、冷却することが酒の色を鮮やかにし、香りを保つ秘密だという。


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