紹興花色酒は、高度の糟焼の中に、果物や花などを一定期間浸しておき、取り出してからその浸液を元紅酒の酒缸や壺などに入れて泥で密封し、長時間貯蔵した酒である。
香りと色、味が酒液と溶け合って、それぞれの原料がもっている風味を鮮やかに醸し出すところから、浸した原料の名をつけて福桔酒や桂花酒と呼んでいる。また、これらの酒は紹興酒をベースにして花や果実をくわえ、独特の風味を増加させるところから、花色酒といわれている。
花色酒に属する紹興酒は、紹興竹葉青酒の他に、福桔酒、花紅酒、桂花酒、鮒魚酒などがある。