紹興花雕酒(花彫酒)は、加飯酒を長期熟成させたものである。 紹興酒は貯蔵期間が長く、古くなればなるほどに酒質はさらにコクを増し、香りはますます芳しくなる。 紹興酒を長く貯蔵するときは、酒壺に華やかな絵を描いて彫る。図柄は花鳥、風景、動物、人物などである。人々は習慣で花雕酒や遠年花雕と呼んでいるが、いつの間にか花雕といえば、長い期間寝かせた古酒をさすようになった。