中国酒の製法を分類すると、主に醸造酒、蒸留酒、混成酒の3つに分けられる。
原料を発酵させ、一部がアルコール分に変化したのち、圧搾によって造られる酒類を醸造酒という。 アルコール分は中等以下で、糖分、糊精(HL)などのエキス分を含み、口当たりがやわらかく、黄酒や果酒(果実酒)などがこれにあたる。
原料を発酵させ、部分的にアルコール分が変化したところで、これを蒸留して造る酒類を蒸留酒という。 酒精度は高く、エキス分の含有量は少ない。白酒や白蘭地(ブランデー)などがこれにあたる。
醸造酒や蒸留酒などを土台にし、様々な糖汁、香料、色素、薬草などを配合して造った酒で、五加皮酒や玫瑰露酒などがこれにあたる。