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果酒(果実酒) - 中国酒大全


果酒(果実酒)



果酒は、葡萄酒やリンゴ酒など果実を原料として造る醸造酒と、白酒をベースに果汁を配合してつくる酒の総称。全体的に味わいが濃厚で甘口であることが大きな特徴である。代表格は赤ワイン、白ワインである。その他キンモクセイを漬け込んだ清朝宮廷の秘酒「桂花陳酒」など、いずれも甘口でアルコール度も12~16度と低く、食前酒などに向く。

代表的な果酒 anchor.png

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果酒と露酒 anchor.png

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果酒 anchor.png

果酒というのは、果実を原料にして醸造した酒精飲料のことである。
果実は葡萄(ぶどう)のように水分の多いものから、石榴(ざくろ)のようなものまで、すべて酒にできる。中国は果物が豊富なため、原始社会の頃から糖分を含んだ果物を醸して酒を造っていた。すでに四千年以上も前から、穀物を用いて醸造する技術は相当高い水準に達していた。そして広大な山野に自生する果実を利用して酒を造り、それぞれ違った風味を楽しみ、滋味とうま味を愛して、自然の味を享受していた。
しかし、穀物から造られる酒にくらべると、果酒のほうはあまり重視されていない。それでも歴史的な文献にたびたび登場するのは、ほんの少しでも生産が続けられていたからである。

近代に入って、人工培養した酵母菌から果実を発酵させる方法が広まり、果物を使って大量の醸造酒を造るようになった。全国各地で果樹が栽培されるようになった1930年以後、果酒の生産は発展し続けており、解放後はさらに飛躍して発展している。

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露酒 anchor.png

露酒は、普通は美酒に対する呼称である。露は清冽透明な液体のことをいい、玉露とも呼ばれているが、朝日にきらめく露のように清潔で清浄な酒に対しても「氷雪露」、「白玉露」、「玫瑰露」と名付けている。

露酒の語源にはもう一説ある。酒精度の高い蒸留酒をベースにして香花、果実、薬材などを浸し、その酒をふたたび蒸留し、その結露した酒液をとるから露酒と呼ぶというのである。
そうして得た露酒には自然の芳香があり、優美で特殊な風味があるだけではなく、保健強身に効果があるといわれる。

この薬材や香花を配制した酒は、甲骨文字の中にも記されている。商の時代にあったという「鬯」(においぐさ)のことで、後漢の班固(32~92)は「鬯は百草の香りと鬱金を合わせて醸す」と解釈している。つまり露酒は、三千年以上の歴史をもつ中国独自の酒で、歴代の文献に登場する露酒を数えても百種類を越えるといわれる。

近世いらい、露酒…香花薬酒は中国の人々に美酒玉液と称えられているだけでなく、世界中の人に知られるようになり、珍品としてもてはやされている。

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冷やして飲んだり、桂花陳酒などはオンザロックで飲んだりする。




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