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啤酒(ビール) - 中国酒大全


啤酒(ビール)



啤酒は、ビールのことである。中国で本格的にビールの醸造がはじまったのは他の酒に比べると遅く、20世紀になってからである。
中国大陸に近代的なビール工場が出現したのは、1900年にロシア人が黒龍江省哈爾浜市(ハルピン)にビール工場を建てたのが最初である。次いで1903年にドイツ人が山東省青島市に「英独啤酒公司」を設立。1910年にはフランス人が上海にビール工場を建てた。しかし、それらの工場で生産されるビールのほとんどは、在留外国人の需要にあてられた。
中国資本の工場は、1915年になってようやく北京双合盛啤酒廠が建てられ、翌年になり煙
台禮泉啤酒が誕生した。しかし、当時の中国人にはビールを飲む習慣はほとんど
なく、生産量は微々たるものだった。
新中国成立後、ビール工業は飛躍的に発展した。ビールは徐々に中国人に受け入れられるようになり、需要は拡大。ビール工業も中国各地に建設された。
中国のビールは1950年代に輸出を始めてから、1970年代には80倍以上に増加。その独特の風味は、香港やマカオで喜ばれているだけでなく、ヨーロッパやアメリカなどでも好評を博している。

製造開始は欧米諸国に遅れるが、21世紀になって、中国のビール生産量は世界一となっている。世界的に有名なメーカーは青島ビールであるが、現在最大のメーカーは香港資本も入った華潤雪花ビールになっている。また、日本のビールメーカーも多く進出している。

代表的な啤酒 anchor.png

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濃度 anchor.png

中国では麦汁の濃度によって、低濃度ビールと中濃度ビール、高濃度ビールの三つに分けている。

低濃度ビールは原麦汁濃度が7度から8度前後。この種のビールの酒精含量は普通2%前後。酒というより清涼飲料に近い。ちなみに上海産の麦精汽水の麦汁濃度は4~5度、佐餐卑酒は7~9度以内、低濃度ビールの生産周期は早い。

中濃度ビールは原麦汁濃度が11~12度前後、酒精含量3.1~3.8%のビールで、中国の大きなビール工場の主要な製品のほとんどが、中濃度ビールである。

高濃度ビールは原麦汁濃度が14度から20度、酒精含量4.9~5.6%、醸造するのに時間がかかるといわれている。

黒ビールは上記三つのどれにも属さない。ビールにはもう一つ、見たままに淡色ビールと濃色ビールに分ける方法があり、黒ビールはその中の濃色ビールに分けられる。

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酒精度(アルコール分) anchor.png

中国の酒精分の表示は、摂氏20度のとき100ミリリットルの酒液中に含まれている酒精分を測り、それが1ミリリットルの場合は1%とする、つまり酒精度1度と表示する容量百分率V%を採用している。もし50ミリリットルなら50%、酒精度は50度である。
しかし、ビールにかぎって100グラムの酒液中に何グラムの酒精分が含まれているかという、重量百分率W%を採用して表示している。

日本とフランスでは、摂氏15度で計測する容量百分率で表示し、ドイツでは摂氏15度で計測する重量百分率で表示している。

したがって、中国では3.5度の青島ビールも、日本に輸入されると日本のビール酒精分表示の4.5度として売られている。

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飲み方 anchor.png

中国ではビールを常温で飲むことが多い。飲食店などでも、冷えたビールと指定して注文しなければ、たいていの場合は常温のビールが出てくる。




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