
日本で本格的に中国酒が造られるようになったのは、戦後になってからである。中国酒独特の風味を生かし、日本人の嗜好にあうよう研究を重ね、今日に至っている。
- 老酒
- もち米を原料とし、麦麹を用いて醸造した黄酒。酒精度は15度。芳醇なコクと香りをもつ。
- 貴醸老酒
- 仕込み水の代わりに老酒を添加。酒精度は16度。味わい深いコクと香りをもつ。
- 五加皮酒
- 白酒に五加皮など十数種の漢方薬を配合したもの。酒精度は29度。健康維持、滋養強壮などの効用がある。
- 杏露酒
- 杏子(あんず)の果肉のエキスと蜂蜜を原料とした甘口の酒。酒精度は14度。すっきりとした口当たり。美容にもよい。
貴重な国内産の「あんず」を100%使用。あんずの実をまるごとじっくり漬け込んだあんずのリキュール。
- 林檎酒
- 国産青りんご「王林(おうりん)」をまるごとお酒に漬け込んで作った青リンゴのリキュール。酒精度は12度。食後酒に最適。
- 檸檬酒
- イタリア・シチリア産の「レモン」をお酒に漬け込んだ甘酸っぱい味わいのレモンリキュール。レモンと蜂蜜からつくるさわやかな香りの酒。酒精度は8度。ストレートで楽しみたい。
- 茘枝酒
- 楊貴妃が好んで食べたと伝えられる中国の代表的な果実「ライチ」をお酒に漬け込んだライチのリキュール。
ライチでつくるさわかな酒。酒精度は14度。フルーティーな味わいで、食前、食後のどちらにもよい。カクテルベースにもよい酒。
- 山楂酒
- 姫りんごに似た中国の代表的なかわいい果実「サンザシ」をお酒に漬け込んだサンザシのリキュール。
- 金柑酒
- 「きんかん」をお酒にまるごと漬け込んで、「はちみつ」で仕上げたきんかんのリキュール。
- 藍苺酒
- 話題の果実「ブルーベリー」をまるごとお酒に漬け込んで作ったブルーベリーのリキュール。
- 東風花・杏美酒
- 東風紹興酒有限公司とサントリーの提携により造られる新タイプの酒。酒精度は14度。杏の果肉と種子の香味を白酒に配合した酒。
味わいはフルーティーで甘酸っぱく、やわらかな香りが魅力のあんずのリキュール。ロック、ソーダ割りをはじめ、グレープフルーツジュースやジンジャーエールで割って簡単にカクテルとして楽しめる。
- 東風花・栗貴酒
- 杏美酒と同シリーズの酒。酒精度は14度。白酒に天津産の栗を配合。ほのかなバニラ香と甘さをもつ。
よく炒った甘栗を思わせる、香ばしいロースト感とやさしい甘みが魅力の栗のリキュール。ミルク割りをはじめ、ソーダやウーロン茶で割ったり、また、アイスクリームにかけるなどデザートとしても楽しめる。