
燕潮酩は、河北省三河市燕郊鎮産の白酒で、酒精度は58~60度。
歴史の浅い酒で、製造元は1955年創業。20近くにわたる研究の結果、1974年、高粱を原料にした麩曲濃香白酒を試しに醸造した。それが燕潮酩で、燕山のふもとの潮白河のほとりに産するため、燕潮酩と命名された。
原料は高粱。麩曲に固体酵母をくわえて糖化発酵剤にし、老窖の泥で造られた発酵用の穴蔵で発酵させる。期間は40日、清蒸清焼という、原料を蒸すのと、酒醅を蒸留する作業
を別々に行う方法で酒をとって出荷されるが、貯蔵期間は明らかにされていない。