中国文化と中国人 - 恋する中国

武陵酒 - 中国酒大全

HOME > 中国酒大全 > 中国の名酒 > 白酒 > 武陵酒

武陵酒



武陵酒, 80.jpg

武陵酒は、湖南省常徳市産の白酒で、酒精度は52~54度。茅台酒の風格に近い大曲を用いた醤香タイプの白酒である。

武陵は三国時代に蜀の猛将、張飛が攻略したところで、現在の地名は常徳。洞庭湖の西に位置している。この酒は常徳市で造られているが、酒には古称の武陵をつけている。

武陵の酒は古くから名酒といわれているが、文献によると、五代のころ(907~960)には崔家の酒がもっとも有名だった。当時、張逸人という道士がその酒を、

武陵の城里 崔氏の酒
地上に求めてもなく 天上にあり

と詠み、さらに諸国修業の道士が一斗も飲むと、白雲の洞穴で眠り込んでしまうほどの名酒であるとうたったため、酒を買う人が押しかけ、名声は遠くまで伝わった。
しかし、今となっては崔家の酒の風味は誰にもわからない。現在の武陵酒は新しく造られたものである。

武陵酒は良質の高粱を原料に、小麦の高温大曲を糖化発酵剤にして特殊な方法で作られる。まず粒ぞろいの高粱を水につけ、不良品を取り除いて何度も洗う。これはタンニンを少なくするためで、酒質をまろやかにする基本である。
小麦の大曲の培養時の最高温度は摂氏70度。一回目の麹の分量を多くするのが特徴で、これが酒の醤香を馥郁とさせ、こげた匂いがする原因である。
さらに原料と酒醅の蒸煮を別々に進行させる清蒸清焼、つぎに晾堂堆積という酒醅をかわかす方法をとった後、はじめに原料を蒸したあと第二次から第七次まで六回の発酵、蒸留を経て酒をとる七蒸六吊という醸造法を用いて、三年以上貯蔵してから出荷する。

武陵酒は、1971年に試醸された新しい酒であるが、全国優良酒に選ばれている。


HOME > 中国酒大全 > 中国の名酒 > 白酒 > 武陵酒

HOME > 中国酒大全 > 中国の名酒 > 白酒 > 武陵酒

中国酒大全 - 武陵酒

サイト内検索
LINKS
Copyright © 2001 - 2017 Area Zero All Rights Reserved.