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双溝大曲 - 中国酒大全

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双溝大曲



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双溝大曲(双沟大曲)は、江蘇省淮安市泗洪県双溝鎮産で、酒精度は65度。全国優良酒に選ばれている、濃香タイプの白酒である。

安徽省から発した淮河の流れは、江蘇省に入る省境にある浮山のふもとで分かれて洪沢湖に入る。湖の北西岸に泗洪という町があり、その近くの双溝鎮という古い町がこの酒のふるさとである。
簡体字では双沟镇と書くため、酒も双沟大曲の字を使っている。

北宋の仁宗の時代(1023~1063)、流されて泗州を知り、双溝鎮で淮河を渡った御史の唐介が『渡淮』という詩で「酒を沽って漁歌を听く」と、土地の酒をうたっている。当時、泗州の酒は旅人を流連させるほどの美酒と宣伝されたおり、蘇軾もまた泗州に遊んだとき、章使君に酥酒を送ったと詠んでいる。酥酒とは、蜜のように甘美な酒のことである。
しかし、唐介や蘇軾が滞在した泗州は清代の康煕十九年(1680)に洪沢湖のなかに水没しているため、今の双溝大曲とは直接の関係はない。
今の双溝大曲は、乾隆初年、山西省太谷県孟高村の賀という姓の人が双溝を通りかかり、畑に稔った見事な高粱と甘く清らかな水源を発見、またすぐれた醸造法があることを知り「全徳」という造り酒屋をはじめたのに始まる。双溝鎮にはすでに「広盛」、「涌泉」の酒屋があったが、賀氏が山西の技術を伝えて双溝の技術と結合させ、美味な酒を作り上げたのである。
その香りは十里先からでも匂い、湖上の船にまで味が伝わるというほど有名になった。その賀氏の工場が現在の双溝大曲の前身である。

双溝大曲は高粱を原料にして、大麦、小麦、大豆の高温大曲を糖化発酵剤にするが、醸造用水の水質がよく、アルカリの含有量が百万分の一以下で、糖化発酵を促進させる鉱物質が含まれている。
醸造法は、人工の穴蔵で60日間かけて低温でゆっくり発酵させ、回沙発酵、温度を下げて蒸留し、クラス別に分けて貯蔵、出荷のときにブレンドする。貯蔵期間ははっきりしていない。

双溝特液という白酒も同じ工場の製品で、こちらは酒精度が39度である。低度白酒のナンバーワンに推されている酒である。原料、醸造法とも双溝大曲と同じである。


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