実用中国語検定試験(CHUKEN)は文部科学省より正式に認可された(財)アジア国際交流奨学財団が実施する試験。
実用中国語技能検定試験の主催者であるアジア国際交流奨学財団は、日本において最初にHSKの委託を受けて実施してた財団法人でもある。
日中翻訳という視点ではなく、実用中国語技能検定試験の特色の一つは、翻訳能力、並びにその他の能力も外国語を外国語として認識する。つまり、中国語の検定試験である以上、入門段階の5級にも日本語での問いかけは使用しない。
実用中国語検定の試験レベル
実用中国語技能検定は1級から5級まで全6段階。
- 5級
- 初歩的な語句のピンインと声調、簡単な中国語文(語法を含む)の表現法を正しく理解している。HSK入門レベル。
【試験時間 筆記:30分 リスニング:20分】
- 準4級
- 基礎的な中国語文の学習(声調、ピンイン、語法を含む)達成度をはかる。HSK1級~2級レベル。
【試験時間 筆記:45分 リスニング:20分】
- 4級
- 基本的な文型を読み書きでき、基本的な語法を習得しているかを知る為のもの。HSK3級レベル。
【試験時間 筆記:45分 リスニング:20分】
- 3級
- 内容のある文章を読み書きができるか、自分の意志や考えを表現することができるかを知る為のもの。HSK4級~5級レベル。
【試験時間 筆記:45分 リスニング:20分】
- 2級
- 論理的な文章を自由に読むことができる。新聞や文学作品の講読ができる。
中国文化・習慣を理解し、中国語を使って自由に表現でき、専門書を自由に読むことができる。将来、通訳や翻訳等の専門職に就くことができる。HSK6級~8級レベル。
【試験時間 筆記:60分 リスニング:25分】
- 1級
- 中国語の教学・研究・通訳等の専門職に必要な中国語レベル。日常会話だけでなく、より広い範囲での語学力が問われる。HSK9級~11級レベル。
【試験時間 筆記:60分 リスニング:25分】