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軍形篇 2
勝を見ること衆人の知る所に過ぎざるは、善の善なる者に非ざるなり。
戦い勝ちて天下善なりと曰うは、善の善なるものに非ざるなり。
故に秋毫を挙ぐるは多力と為さず。
日月を見るは明目と為さず。
雷霆を聞くは聡耳となさず。
古えの所謂善く戦う者は、勝ち易きに勝つ者なり。
故に善く戦う者の勝つや、智名も無く、勇功も無し。
故に其の戦い勝ちて違わず。
違わざる者は、其の勝を措く所、已に敗るる者に勝てばなり。
故に善く戦う者は不敗の地に立ち、而して敵の敗を失わざるなり。
是の故に勝兵先ず勝ちて而る後に戦いを求め、敗兵は先ず戦いて而る後に勝を求む。
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軍形篇 1 |
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軍形篇 3 |

