| ■ 始計篇 | ■ 作戦篇 | ■ 謀攻篇 | ■ 軍形篇 | ■ 虚実篇 | ■ 兵勢篇 | ■ 軍争篇 |
| ■ 九変篇 | ■ 行軍篇 | ■ 地形篇 | ■ 九地篇 | ■ 用間篇 | ■ 火攻篇 |
虚実篇 4
故に人を形せしめて我れに形無ければ、則ち我れは専まりて敵は分かる。
我れは専まりて一と為り敵は分かれて十と為らば、是れ十を以て其の一を攻むるなり。
則ち我れは衆にして敵は寡なり。
能く衆を以て寡を撃てば、則ち吾が与に戦う所の者は約なり。
吾が与に戦う所の地は知るべからず、吾が与に戦う所の日は知るべからざれば、則ち敵の備うる所の者多し。
敵の備うる所の者多ければ、則ち吾が与に戦う所の者は寡なし。
故に前に備うれば則ち後寡なく、後に備うれば則ち前寡なく、左に備うれば則ち右寡なく、右に備うれば則ち左寡なく、備えざる所なければ則ち寡なからざる所なし。
寡なき者は人に備うる者なればなり。
衆き者は人をして己れに備えしむる者なればなり。
故に戦いの地を知り戦いの日を知れば、則ち千里にして会戦すべし。
戦いの地を知らず戦いの日を知らざれば、則ち左は右を救うこと能わず、右は左を救うこと能わず、前は後を救うこと能わず、後は前を救うこと能わず。
而るを況んや遠き者は数十里、近き者は数里なるをや。
吾れを以てこれを度るに、越人の兵は多しと難も、亦た莢ぞ勝に益せんや。
敵は衆しと腫も、闘い無からしむベし。
|
虚実篇 3 |
|
虚実篇 5 |

