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軍争篇 4
軍政に曰わく、「言うとも相い聞えず、故に鼓鐸を為る。視すとも和い見えず、故に旌旗を為る。」と。
夫れ金鼓・旌旗なる者は入の耳目を一にする所以なり。
人既に専一なれば、則ち勇者も独り進むことを得ず、怯者も独り退くことを得ず。
紛紛紜紜、闘乱して乱るベからず、渾渾沌沌、形円くてして敗るベからず。
此れ衆を用うるの法なり。
故に夜戦に大鼓多く昼戦に旌旗多きは、八の耳目を変うる所以なり。
故に三軍には気を奪うべく、将軍には心を奪うべし。
是の故に朝の気は鋭、昼の気は惰、暮れの気は帰。
故に善く兵を用うる者は、其の鋭気を避けて其の惰帰を撃つ。
此れ気を治むる者なり。
治を以て乱を待ち、静を以て譁を待つ。
此れ心を治むる者なり。
近きを以て遠きを待ち、侠を以て労を待ち、飽を以て飢を待つ。
此れカを治むる者なり。
正々の旗を遨うること無く、堂々の陣を撃つこと勿し。
此れ変を治むる者なり。
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軍争篇 3 |
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