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九地篇 1
孫子曰わく、兵を用うるには、散地あり、軽地あり、争地あり、交地あり、衢地あり、ヒ地あり、妃地あり、囲地あり、死地あり。
諸侯自ら其の地に戦う者を、散地と為す。
人の地に入りて深からざる者を、軽地と為す。
我れ得るも亦た利、彼れ得るも亦た利なる者を、争地と為す。
我れ以て往くベく、彼れ以て来たるべき者を、交地と為す。
諸侯の地四属し、先ず至って天下の衆を得る者を、衢地と為す。
人の地に入ること深く、城邑に背くこと多き者を、重地と為す。
山林・険阻・沮沢、凡そ行き難きの道なる者を、ヒ地と為す。
由りて入る所のもの溢く、従って帰る所のもの迂にして、彼れ寡にして以て吾れの衆を撃つべき者を、囲地と為す。
疾戦すれば則ち存し、疾戦せざれば則ち亡ぶ者を、死地と為す。
是の故に、散地には則ち戦うこと無く、軽地には則ち止まること無く、争地には則ち攻むること無く、交地には則ち絶つこと無く、衢地には則ち交を合わせ、重地には則ち掠め、ヒ地には則ち行き、囲地には則ち謀り、死地には則ち戦う。
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九地篇 2 |

