| ■ 始計篇 | ■ 作戦篇 | ■ 謀攻篇 | ■ 軍形篇 | ■ 虚実篇 | ■ 兵勢篇 | ■ 軍争篇 |
| ■ 九変篇 | ■ 行軍篇 | ■ 地形篇 | ■ 九地篇 | ■ 用間篇 | ■ 火攻篇 |
九地篇 4
凡そ客たるの道、深く入れば則ち専らにして主人克たず。
饒野に掠むれば三軍も食に足る。
謹め養いて労すること勿く、気を併わせ力を積み、兵を運らして計謀し、測るベわらざるを為し、これを往く所なきに投ずれば、死すとも且た北げず。
士人 力を尽す、勝焉んぞ得ざらんや。
兵士は甚だしく陥れば則ち懼れず、往く所なければ則ち固く、深く入れば則ち拘し、巳むを得ざれば則ち闘う。
是の故に其の兵、修めずして戒め、求めずして得、約せずして親しみ、令せずして信なり。
祥を禁じ疑いを去らば、死に至るまで之く所なし。
吾が士に余財なきも貨を悪むには非ざるなり。
余命なきも寿を悪むには非ざるなり。
令の発するの日、士卒の坐する者は涕 襟を霑し、偃臥する者は涕 頤に交わる。
これを往く所なきに投ずれば、諸・カイの勇なり。
|
九地篇 3 |
|
九地篇 5 |

