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用間篇 1
孫子曰わく、凡そ師を興こすこと十万、師を出だすこと千里なれば、百姓の費、公家の奉、日に千金を費し、内外騒動して事を操るを得ざる者、七十万家。
相い守ること数年にして、以て一日の勝ちを争う。
而るに爵禄百金を愛んで敵の情を知らざる者は、不仁の至りなり。
人の将に非ざるなり。
主の佐に非ざるなり。
勝の主に非ざるなり。
故に明主賢将の動きて人に勝ち、成功の衆に出ずる所以の者は、先知なり、先知なる者は鬼神に取るベからず。
事に象るベからず。
度に験すベからず。
必らず人に取りて敵の情を知る者なり。
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用間篇 2 |

